カテゴリ: NEWS
昨日から作業させて頂いているレクサスNXです。
本体コンディションは6年前のお車としては十分綺麗でスムーズに作業は進み、深い傷もなく艶やかに磨きあがり、現在2層目の硬化皮膜の硬化待ち・・・
これに関しては、お客様には良いご報告が出来ます。(笑)
しかし良い事も悪い事も含め、きちんとお客様にご報告もしつつ、今後の事や、対策などをお伝えしなければなりません。
今回はどうしようもない個所が2か所。
先ずはヘッドライト・・・
何度もお伝えしていますが、ヘッドライトの劣化は3年未満で起きるケースが多いです。特に問題なさそうでも、見た目と裏腹に表面に施されているハードコートは剥がれかけ寸前の場合も多く、時間がたつにつれ何時剥がれてもおかしくないお車も多々あります。
レクサスは残念ながら部分的なハードコート剥がれがありました。
赤丸個所ね。
お客様と悩んだ末に軽く下地を整え、このままプロテクションフィルムで保護する事にしました。
フィルムの効果で剥がれ個所もほぼ気にならないレベルで仕上がります。
今回、あえてリペア無しを選んだのは、劣化度合いがフィルム施工出来るレベルと言う点です。
度合いによりますが、劣化個所は微細なひび割れなどの溝があり、フィルム施工後、その溝に毛細管現象により水分が浸透し、フィルム剝れの確立が高くなります。
毛細管現象に関しても今回の劣化部位なら水の浸透も気にする程でもないのが施工理由です。
ただ、デメリットもあり既に劣化しているレンズなので、フィルムの貼替が必要となった際は、剥がす際にハードコートも一緒に剥がれます。多分でなく確実に。
この時に改めてリペア作業となります。
そしてもう一点・・・これはどうにもできない問題でした。
ホイールのクリアー塗装の剥がれ!
ここまで凄いのは初めて見ました。
理由は定かでないのですが、剥がれ方と痕跡を見ると、どう見てもクリアー塗装の密着不良???
モデリスタ(レクサス純正オプション)なので念のために地元ディーラーで過去にも事例が無いかなど相談しましたが、ディーラーさんも驚いていました。
補償期間も過ぎているため補償対象外。
お客様もビックリの出来事でしたが、どうする事も出来ずここはそのまま組み込んで様子見です。
と言った具合で、色々ありましたが、ホイールを除き無事綺麗な状態でお返しできます。
細部も綺麗ですよ!
オーナー様、あと少しで完成ですので、もう暫くお待ちください。