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当店にはテスト用の様々なコート剤があります。
それぞれ特徴が異なり、
塗装内部への浸透力の高い物、
高膜厚の出せる物、
弾力性の高い物、
非常に光沢の出る物、
やたら目ったら硬い物、
超撥水、親水、
上記の性質を組み合わせた物、
等、様々。
取りあえず一部・・・。
今回は硬さについて。
硬さは何Hと言う表記で表しますが、
表面が硬いから傷が付かないかと言うと
傷は避ける事が出来ません。
過去に行ったテストで得られた結果をもとに・・・。
本物のガラスであるフロントガラスも
ワイパー傷が発生します。
硬度５H程度とされています。
では、それ以上の硬さのコート剤、
当店では９Hが最高ですが、
これはダイヤモンドが硬度１０Hの硬さとなります。
同じように傷をつけます。
でっ、傷取り研磨。
当然ながら傷は削り取れます。
ところが、同じ方法では
フロントガラスの傷は研磨できません。
確かに完全硬化後のガラス皮膜は
非常に硬いですが、あくまでも粒子の硬さであり
密度と粒子結合の強度では
本物のガラスに劣るという事です。
硬さと強度は比例しないのがコーティングの世界です。
耐スリ性は、すべり性（摩擦係数の小さなもの）
が硬さに勝ります。
それと重要なのは、硬い粒子と圧力を受け流す
弾力性、密度と結合力（密着性）の高さが重要となります。
それと同じく塗装自体の硬さも反映され
塗装の劣化状態や塗装質にも影響される為
面白くもあり難しくもありという事です。
まとめると、
表記される数値は参考までに
実際の施工でどうなるかです。
リアルな検証では各メーカの
純正塗装に施工し1年程度は様子見ですかね。
板金塗装時代に廃棄パネルでテストしてたのは
今でも役に立ってます。
現在、ある方が散々な枚数のパネルで
実験してますので楽しみです。
ややこしすぎて申し訳ありません。
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