カテゴリ: 塗装と磨き・・・徳島県カーコーティング専門店クラフトワークスZEN
少々、難しいお話ですが大切なので
お読みください。
塗装について・・・。
※参考イラスト 日本自動車工業会より
形成後の塗装は硬くしなやかな
皮膜を形成しますが、殆んどの塗装は
その前段階では液体状です。
塗装屋時代に学んだ中(今回はクリア塗料)では、
主剤であるクリア樹脂に対して、副材である硬化剤
作業性を向上させるための希釈剤(シンナー等)を、
既定の配合で調整し塗装します。
その後、希釈剤は揮発、蒸発し、その後の固形成分
最終的に、クリア樹脂と硬化剤が化学反応(重合反応)により
3次元の網の目構造となり、強い塗膜に変化します。
その過程で、塗装は少しずつ収縮し固まっていきます。
その後、硬化が終わり安定してから
(磨き処理)に移行するのですが
その際の塗装面の見方が重要です。
例えば・・・塗装面とお考えください。
表面にピントを合わせた見方。
わざと画面を汚しています。
次は、内部にピントを当てた見方。
同じ条件でもピント位置により見え方は変わります。
では、汚れを落とした後の表面は・・・。
では内部は?
先の物より光源がより正確に認識できますね。
表面が整い透明度を増した状態です。
その上で、照明の当たる角度を変えながら
塗装の状態を確認すると、さらに精密に
様々な物が見えます。
この様に、塗装面を曇りなく綺麗にすることは
より透明度=艶を向上させ、きめ細やかに
する事で汚れの足掛かりを無くし
防汚性を高めます。
これは、コーティングを製膜するうえで
最も重要な下地となり、
この整った面を守る為の加工
全行程がプロショップの技となります。
塗装の原理と構造を知り
加工技術と化学反応を理解し
経験と感性(これ重要)が伴い
初めて人様のお車を触れるのです。
氾濫する曖昧な施工に喝!
車の磨きとコーティングの
徳島県カーコーティング専門店クラフトワークスZEN