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一月遅れでようやく入庫。
ハイエース新車・・・ただしキャンピング及びカスタム仕様の公認取得車両。
やる事多し・・・。
先ずは設備関係の確認。
純正オプション、社外カスタムパーツ等の発注内容に照らし合わせてチェックリストで現車確認。
見れば見るほど良く出来てます。
一通り確認が終わると、追加でお伺いした部品及び取り付け費用を見積もって・・・。
作業は本体グロスアップコース。
コーティングはハイエンドのプロテクションコート。
アルミホイール全面コーティング。
窓ガラス全面撥水加工(フロントガラスはビビリ防止の2層仕上げ)。
先ずは洗浄から・・・。
???雨染み非常に多し・・・。
窓ガラスもまさかの鱗染みだらけ・・・想定内を超えてきたぞ・・・。
さて、窓ガラスのこの染み・・・よくある光景ですが砂ぼこりや付着物、水道水や地下水にも含まれる金属系の無機性質(ミネラル成分)の汚れ。
ガラス自体が無機性質ですので、無機性質の汚れは馴染みやすく固着と言うより結合してしまいます。
いわば、どこまでがガラスで、どこからが染みなのかが時間と共に融合するわけです。
ガラスの染みは化学結合。
塗装面は機械結合及び浸食・・・。
この辺をお話しすると話が進まないので割愛します。
実は・・・車の素材で最も劣化に強く最も汚れに弱いのがガラスです。
標準的な自動車のガラスは完全な親水で一切水を弾きません。
コーティングもなしで弾くと言う事は、単純に油膜で弾いているだけで汚れている訳ですね。
こんな感じ・・・これに化学結合した染みがプラスされ手強い汚れになります。
新車のガラスで完全親水状態は見た事ない・・・ぐらい当たり前に汚れた状態です。
では、仕上げ参ります。
ガラス処理に適した作業内容で研磨傷もなしで完全な状態に仕上げます。
洗浄に使用する水も水道水では仕上げた瞬間から、水道水に含まれるイオン化物質(ミネラル成分)が瞬時に結合しますので、不純物を除水した「純水」を使用します。
作業はガラス全面の下地研磨からなので丸一日かかります。
でっ、ボディー本体も洗浄を行い、最後にもう一度脱脂力の高い洗浄剤でガラスも洗い流し、エアーで吹き飛ばしながら乾燥後に、撥水コーティングを施します。
ガラスのフレッシュな完全親水状態は非常に短いので洗浄からコーティングまで一気に仕上げます。
この理由も割愛します。(笑)
フロントガラスはワイパーのビビリ防止に、滑り性の高い皮膜を更に追加し2層皮膜とします。
完成・・・よどみなく非常にスッキリしました。
マスキングはピント合わせの為です。
雨降りには雨粒が弾け飛ぶ面白さがありますのでこの時期最高ですね!
では、地道に作業を遂行いたします。