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今日は久しぶりに他県で活躍中のお仲間が遊びに来てくれました。
近々、新しい施工ブースが出来上がるという事なので楽しみが増えました。そちらに行った際はよろしくね!
さて、明日から本格的な研磨作業に入るお車ですが、入庫時より違和感たっぷり。とにかく洗車・・・汚れと酸化膜で覆われ正体が隠されてると判断。
画像は少しですが、洗車は段階的に細部まで行います。
汚れの判断は簡単なようで難しいです。
乾いた状態では積もった泥や水垢の固着が目立ちますが、その下には別の汚れもあり、水がかかると見えにくくなる汚れも多く存在します。
その為、スタート前の段階で基本的な作業進行の判断を行い、水を使うことで汚れの固着状況や塗装劣化度合いの深刻度も判断します。
というのも当店で使用するケミカル洗浄剤は、それぞれ特性が異なり、同時使用できない成分や、水が苦手な成分、使う順番など状況判断次第で、仕上がりと作業時間が大きく異なります。
水で汚れたにもかかわらず水だけでは落とせない!
ケミカル洗浄とは、素材と汚れの特性と理屈、根拠が分からなければ使用できません。
何事もノウハウは重要!
でっ、やはりと言うか想像以上と言うか、久しぶりに全体を覆う凄まじい研磨傷のお出ましです。
凄いことになってます。
比較的傷の深さが均一なため、シングルポリッシャーにスポンジバフ、比較的目の細かな研磨剤で磨かれております。
見えない環境と傷の隠蔽力を持つ研磨剤で磨くと、その時は艷やかですが、納車後時間とともに隠蔽物は真っ先に劣化した酸化膜となり、汚れと結びつきやすくなり、傷は汚れの引っ掛かりを助長し、塗装面は劣化し密度も低下します。
10年持つ塗装も10年持たなくなります。
塗装を磨くということはやり方一つで劣化を加速させます。
当店の役目は塗装の寿命を伸ばすことであり、綺麗なクルマのある暮らしをご提供することです。
逆に・・・ココまで来ると悩む要素は無い。
塗装を温存しつつ当店の研磨が本領発揮です。
塗装の硬さ、弾力、状況、ひっくるめて最適なセッティングで仕上げてまいります。
では明日。