カテゴリ: NEWS
深い傷と共に塗装の硬化が進みクラックも部分的に発生しているミニ。
オールドカーならではの症状で、完全を目指すならオールペイントです。
しかし・・・今日の今日まで全パネルオリジナル塗装のままなので、行けるまでこの塗装で行きたいよね!
オーナー様も私も気持ちは同じ!
日頃は塗装状態と照らし合わせても、塗装強度に無理のない範囲で可能な限り傷を研磨処理しますが、この車は傷がなくなれば塗装もなくなりますので、傷と艶のバランスの両立で仕上げております。
とはいえ・・・あくまでも当店の照明環境ですので、通常の光なら傷以上に艶が勝ります。
目的は傷を無くす事ではなく、ワックスで誤魔化し続けた状態ではなく、塗装本来の艶を蘇らせて欲しいとのオーダーです。
ワックスが切れるとこんな感じで傷と白ボケのオンパレード。
最も大切なのは今日まで頑張ってきたオーナー様と、それに答えてきたオリジナル塗装の温存ですので傷は残れど「艶最強」が今回のゴールです。
研磨中。
研磨後
パネルは違いますが深すぎる傷は全体的に傷は残りますが・・・。
照明が蛍光灯だらけで白い壁なら艶だけ見せられるのですが、当店は塗装本来のコンディションと作業の精度を再重視し、反射しない真っ黒の暗室で作業に特化した検査用照明での作業スタイルです。
結果、もれなくムラも磨き目も曇りもない濡れたような艶となります。
自然光・・・艶がわかりますかね(笑)
オーナー様が気にされていた、くすんで色がグレーになっていた下回りのパネルも、当時の色が蘇っております。
オーナー様、土曜日にはお返しできそうです。
お天気も良さそうなので楽しみにお待ち下さい。