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さて、ご紹介はインプレッサスポーツワゴン。
平成28年1月登録のお車です。
色々なご相談からお伺いし、より良いコンディションへの変化をお求めになりご依頼を頂き無事完成です。
では完成までのプロセスを時系列でご紹介いたします。
当店が行うコーティングとは、「塗装面の正常化」と言う大切な下地作業から始まります。
手始めとして高圧、温水、純水の組み合わせで隅々の汚れを叩き出し、その後はケミカル洗浄剤を使用した分解除去洗浄を行います。
一般的な「洗車キズ」の原因となる摩擦による汚れの除去は行わず、力を加えず汚れの特性に合わせた洗浄により安全に傷をつけない優しい洗浄方法となります。
細部まで丁寧に洗浄します。
ステップ周辺の汚れも・・・
除去後
この洗浄はとても重要で、コーティング以降のメンテナンスの基礎となる方式となります。
せっかくのコーティングも洗車を間違えると「洗車キズ」のオンパレードとなるので、必要な洗車アイテムとセツトでご提供することで、お客様にも即実践していただける洗車方法となります。
今回のお車では、お客様が気にしていた内容の1つに部分的に塗装した箇所の状態があります。
再塗装パネルには、塗装中に微細なゴミや付着物を取り除いたり、「塗肌調整」と言う、塗装面を均一な仕上がりにするための研磨処理を行うのが通常です。
多分にもれず今回もその作業は行われていましたが、作業精度の問題からお客様が満足できる仕上がりではありませんでした。
処理を行った際の研磨傷がそのまま残っています。
研磨後
こちらは養生の際、塗装箇所以外を覆うビニールが張り付いた痕がそのまま残っています。
研磨後
こちらの面は塗装していませんが、前から後ろまで全面がシングルポリッシャーによる研磨傷で大変な状態です。
何故この様になったのかを考えるためお客様に確認したところ、こちらの面に塗装ミストによるザラつきと曇りが発生していたのでクレームで処理してもらったとのことです。
その際、塗装屋さんが研磨を行ったため、このような研磨傷が発生したものと判断します。
研磨後
このような塗装面の不具合を修正することで艶と共に質感の高い仕上がりの基礎ができあがります。
研磨後は隅々まで脱脂洗浄を行い高圧のエアーで水分を除去します。
これにより純粋無垢な塗装面となりコーティングの密着処理を行います。
コーティング剤は塗装コンディションや状況に合わせベストな選択を行います。
共に石油系溶剤や酸化物を含まない安定した被膜を形成する硬化型ガラスコーティングをベースに、防汚性の高いトップコート加工を行います。
今回選択したのは、撥水特性を持つ硬質硬化皮膜となります。
比較的コート剤の吸い込みの多い塗装質ですので慎重に施工を行い完成です。
極力お客様の条件に合う施工を行いますが、やはり施工後のコンディションはお客様次第となるのも事実です。
ご自身で洗車できる方は「ユーザ専用洗車アイテム」を活用し洗車を楽しんで頂き、洗車環境のない方は定期的な「洗車コース」をご利用頂けます。
細かなことはさておき、何よりも愛車で楽しく過ごして頂く事が大切です。
晴れの日も雨の日も、ふとした瞬間、艶やかな愛車にニンマリして頂ければそれが一番嬉しいですね!
さてオーナー様、今回は施工の流れを含め、ご紹介させて頂きました。
艶と共に品のある仕上がりもシルバーならではです。
今後のことも含め安心してカーライフを楽しんで下さい。
この度のご依頼心より感謝いたします。