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さて、今回は問題を抱えたFJクルーザー。
新車時にディーラ純正コーティング済み車両ですが、今回はリセットコースで預かりしました。
問題は所々白濁してツヤも鈍くなり染みも目立ち、同時に樹脂箇所も白ボケており、この先が心配でご相談下さいました。
28年7月登録の202なのですが、コンディションは既に限界です。
蛍光灯でもこの有様・・・。
かと言って、オーナー様も定期的に洗車等の基本的なお手入れは、欠かさず行っておられるので(ガラスを見ればわかります)問題は202とディーラーコーティングにあります。
照明を当てると通常なら存在する洗車キズもあまりありませんので、洗車も丁寧なのがわかりますね。
馬鹿にしてるのではなく役割が違うので当たり前です。
命を預かるお医者様でも、分野ごとの専門医がおり、何でも来いは漫画の世界です。
部分的に白化したルーフ。
目立つ染みや汚れ以上にい問題なのがこれ。
実物はもっと悲惨ですよ!
お客様が見れば再塗装レベルの劣化状態です。
本来なら保証や賠償レベルの内容です。
白化の理由は、塗ったコーティングを拭き取らないためにおこった「過剰皮膜による白化現象」
作業者が、何らかの理由で拭き取るのを忘れたか、拭いたつもりでそのままだったかのいずれかですが、極端に酷いルーフ以外も施工不良やムラだらけです。
ルーフは白だけに余計見落としています。
酷い箇所以外も拭き筋のままだったり、拭き取りクロスの生地の型までついています。
一応、本当にコーティングはしているのは間違いないですね・・・。
ディーラーである以上、この程度の作業者が同じ時期に、何台も行っていると安易に想像できます。
やれやれですね・・・。
幸い問題なくリセット可能
マスキングを行いテスト研磨をしましたが、コーティングがなくなれば綺麗な塗装面が現れたので一安心です。
同時に、悪さの犯人は間違いなく作業者です。
コーティング剤の性能は兎も角、オーナー様にもコーティングにも責任ないのですけどね・・・。
さて、オーナー様、ご心配もありましょうが、あえてご心配なくと申し上げます。
ディーラーコーティング云々は置いといて、202ならではの難しさもあるので、ひとまずリセットコースで、可能な限り綺麗に戻します。
それ以降のケアも含めご案内しますね。
今しばらくお待ち下さい。