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さて、お預かりのBRZも納車完了。
最後に参考価格も載ってるので御覧ください。
お預かり時は新車特有の艶の鈍い質感でした。
コレに関してはお客様ご自身も感じておられ、納車時の透明感と艶に満足して頂けました。
大半の塗装は磨くことにより艷やかに変化します。
理由としてあげられるのは、一部特殊タイプ塗装を除き、表面(上塗り)塗料は、液状のものをスプレー方式で塗布します。
塗料を適正な粘度に調整するため希釈溶剤により調整され、塗布後は熱硬化として約140℃から170℃のオーブンで乾燥し液状から固体としての塗膜に硬化します。
均一に塗布され平滑に整ったように見える塗装面も、乾燥に伴う収縮(厳密に言うと硬化反応という化学変化)により微細な粒状感をともなう仕上がりとなる。
身近なもので例えるなら、「採れたてのりんごが、時間とともに水分が失われシワシワになる状態」といえば想像付くかな?
要は、メーカーやグレードによる塗装の質感の差こそあれ、微細ながらも表面が荒れている事により「すりガラス」のような状態になっているのですね。
我々が磨くのはそのようなすりガラス状の微細な粒状感を取り除き、より平滑でツルッとした状態にすることで艶が生まれます。
ココでの磨き(研磨)は塗装表面の質感を整え艶を出すための磨きで、痛みや傷を削るための本格的な研磨とは目的が違います。(当店では)
そのため使用するのは研磨を担う研磨剤と異なり、コーティングの密着を強靭にする接着効果を持つプライマー処理としての磨きを専用の研磨結合剤を使用します。
すこしややこしいね(汗)
むろん傷が気になる箇所はピンポイントで研磨剤も使用し、新車塗装を温存しつつ艷やかな塗装に仕上げます。
この状態は擬似的な艶ではなく塗装本来の艶なので短期間で艶はなくなるような心配はありません。
コレを土台としてココでの艶を持続させるための保護膜として酸化物質を一切含まない透明なコーティング膜を形成します。
コーティングの効果も伴いみずみずしい艶が強調されるので、新車の印象もより鮮やかに変化します。
という具合に、長々と新車塗装と艶の関係をお伝えしましたが、ご理解いただければ幸いです。
まっ、本当ならご自身の目でご覧頂くのが手っ取り早いのですけどね(笑)
ちなみに今回のBRZの費用内訳は・・・
コーティング区分、サイズMクーペ
・洗浄2回 ケミカル洗浄(雨染み油膜他、細部に渡る付着物除去洗浄)、下地終了後の最終洗浄(脱脂) 18,000円
・肌調整磨き処理(新車艶出し下地) 40,000円
・コーティング施工(硬化皮膜型ガラスコート) 40,000円
税別合計価格 98,000円 消費税7,840円
同時に早期ご予約割引(施工ご希望日より2ヶ月前から有効)、オプション作業割引などの特典もあります。
今回も早期割引き、オプション割引き対象でした。
ではオーナー様、いささか初めの洗車は気を使うでしょうが、ご案内したとおり、力を抜いて洗車してください。
ドライ状態のスポンジのグリップが抜ける力加減が基本ですよ!
そこにシャンプー液による潤滑と脱脂力が加わり、汚れを滑らせながら洗い流せば、摩擦を最小限にした安全で楽ちんな洗車ができます。
自分が思う以上に擦り過ぎなのですね。
洗車の基本は「優しく撫でる」です。
取れない汚れは無理に取らずに早めにお立ち寄りください。
一通り分かって来ると、ご自身でも対応できるのですが、それまでの感は不安もあると思うので、いつでもお電話くださいね。
アフターフォローはお任せください。
ご依頼心より感謝申し上げます。