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さて、ご紹介はAMG・CLS63。
リセットコースでのお預かりです。
この場合、何かと作業項目が多くお時間を頂戴いたします。
地道に洗い、細部に溜まった汚れも除去します。
研磨は2工程。
塗装はまだまだ強度も十分なので安心しました。
研磨の仕上がりと仕上げスピードはセッティングで決まります。
研磨の後はいつもの粉まみれ。
シビアに作りこまれた研磨剤には、傷や劣化塗装を最小研磨量で確実な仕上がりへ導くための削る時間帯と、透明感のある艶やかな塗装面に仕上がる時間帯があります。
通常、数工程で達成する処理を1工程で終わらせるには研磨剤の動きと変化を理解し、コントロールすることでより良い仕上がりが生まれます。
性質の異なる数種類の研磨剤を、単体で使用したりその都度ブレンドしながら使用したりと、作業者の狙い目通りに使いこなすことで無駄のない研磨が行えます。
さて、研磨後は2度目の洗浄。
研磨剤の粉もキレイさっぱい洗い流して、開口部、エッジ、隅々までもう一度しっかり洗います。
最終洗浄での重要ポイントはスッピン塗装面の排水性に注目します。
塗装密度や塗装質にもよりますが、健康な表面が復活した塗装は水をしっかり排水し、水がべっちゃりと張り付く事はありません。
さらに言えば、水弾き自体も仕上げ方で変わります。
この工程が折り返し地点。
ここで気に入らなければ気に入るまで手直しをします。
コーティング工程は一発勝負なので、ミスれば一からやり直しです。
塗って拭いて終わり・・・ってコーティングからすればバカみたいな話ですね。
では明日。