カテゴリ: NEWS
さて、塗装ミスト被害のラブ4の現状ですが、間間で他のお車の作業を行うので飛び飛びのご紹介です。
でっ、タイトルの「信じるな!」と言うお話ですが、研磨は目に見える物を覆い隠す危ない作業が存在し、今自分が見ているものは「本当に正しく仕上がっているのだろうか???」と言う疑いの目を持つことが大切です。
その昔、市販の様々なコンパウンドを試していると、嬉しいほど素直に艶が出て磨き目のない仕上がりに違和感を覚え、そのコンパウンドがどのような作用をしているのか検証しました。
傷を隠ぺいする(たまたまか意図的かは定かではない)性質は何か?
仕上げたい状態から作業開始・・・仕上げ研磨・・・
綺麗に仕上がる・・・
そこで・・・
強力な脱脂剤(揮発性のある脱脂溶剤)で拭く・・・
一瞬、傷が浮き上がり揮発が終わると同時に見えなくなる・・・
答えは置いといて・・・(長くなるので割愛)この仕上げでは時間と共に傷を隠ぺいした成分が塗装から剥がれ落ち(紫外線や熱、酸化)により上塗りしたコーティングもろとも浮き上がります。
それは一定の光で見ると悲惨なものです。
お客様は知らないだけで(ヘタすると施工者も)今もあるでしょうね・・・
条件が揃うと自然光でも車のヘッドライトの光でも見えます。
その様に作業者の意図しない仕上がりが作業者自身の腕が良いと勘違いさせ、「職人の経験と勘」と言う理屈も根拠もない思い込みに繋がります。
作業は理屈と検証で生まれるのです。
「経験と勘」など当てにせず重要なのは「知識と経験」に基づく応用です。
知る事、学ぶ事、疑う事、見える目を持つ事が重要で、今でも模索しています。
自分も知らない事がいっぱいある!
目に見えないコーティングと言うおぼろげな製品に市場は躍起になって腕自慢と製品自慢のオンパレードです。
リアルとは何か?
お手入れが行き届き綺麗なお車が全てです。
コーティングとお手入れはセットでなんぼです。
その土台として下地作業としての洗浄と研磨が重要です。
と偉そうに言い放ちましたがラブ4。
トラップ粘度で塗装ミストを処理したため傷だらけになりました・・・悲しいですが現状ではこの作業が最善でした。
地獄絵図のような有様ですが、ご心配無用・・・意外な事に傷の深さは均一で浅く(そうなるように処理してます)後の研磨であっさりと綺麗になります。
こんな感じ・・・
当店は先の傷状態から僅か1回の研磨で磨き目もなくオーロラマークもなく艶もある状態に持っていきます。
この後、2工程目で完全に仕上げてより黒く艶も深みも出てきます。
更にコーティングでもう一段、黒々と艶やかに飴細工のような滑らかな質感を作り出します。
でも見た目は悲惨だな・・・しかもこの傷は自分がつけた物(新車でないので元の傷もかなりありましたが)なので出来ない言い訳も、誤魔化す作業も出来ません。
右半分研磨で傷を処理・・・。
アップ。
ドアエッジも面もメタリックの粒がよく見える透明感のある状態に戻っています。
さてやっと折り返し地点が見えてきました。
頑張ります。
オーナー様、お待ちいただいた分、ウンと綺麗にしてお返ししますので今しばらくお待ちください。
それと年内のコーティング受付もそろそろ締め切らないと、ご予約作業がいっぱいです。
手仕事にてこなせる台数に限りがあります。
新車ご注文の方はまず先におおよその納車予定をお知らせください。
その月のカウントに入れますのでお早めにご連絡ください。
12月は常連様をはじめ当社施工ユーザー様のメンテナンスがメインとなりますので、新規受付が出来ない場合が多々ございますがどうぞご理解くださいませ。
頑張ります!