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さて、ご紹介はマット塗装のベンツGクラスです。
完成。
マット塗装特有の何とも言えないオーラーを醸し出しております。
何故だろう・・・艶消しと言うだけで全く雰囲気が異なりますね。
通常塗装では洗車でも取れない染みや汚れは最終的に塗装研磨でリセットできます。
しかし艶消し塗装で同じことをすれば艶が出てしまい、艶消し塗装の質感を損ないます。
よって研磨できない塗装なのです。
最大の注意点は研磨できない点にあります。
雨染みは避けて通れない代物です。
それだけに「注意しろと言われても・・・」となりますね。
雨染みを固着させない為には、メインのコーティング+使い捨てのトップコートの組み合わせが良いですね。
ココでのポイントは使い捨てのトップコートにあります。
いわゆる「ナノダイヤモンドコート」です。
そもそもが新陳代謝の無い非生物のコーティングにおいて、意図的に新陳代謝を促すのがトップコート。
汚れは一定期間置けば結果的に塗装面もしくはコーティング面に強く固着します。
最悪は削り取る必要があります。
使い捨てのトップコートって何が良いのでしょう???
しかし一般的に売られている製品はまず艶消し塗装には対応していません。
濃淡ムラや変なテカリになるので使えません。更に油分や酸化物が入っていてもダメです。(ワックスなど)
現実を考えると、アフターメンテナンスの幅が圧倒的に少ないことが艶消し塗装の最大の問題なのです。
リスクを知る事でダメージを回避するのが得策かな・・・。
ナノダイヤモンドコートのメリットは、汚れが固着する前に雨等で自然に流れ落ちる事で、大きなダメージを残さなくて済みます。それでいながら防汚性も高いしね。
とは言え、屋外で2か月は持続するので使い捨てと言うのはナノダイヤモンドコートに失礼です。(笑)
という事ですが普段からのお手入れが重要となる訳ですが、そうもいかないので定期的な洗車にお持ちください。
しかしインパクトはあるね。
これ、当店の艶消し黒の防水壁。研磨には最適ですが誤魔化しも出来ないので大変です(笑)
ちなみにステップなどの蹴り傷防止には艶消しのプロテクションフィルムで保護しています。
ヘッドライトは紫外線カットの専用プロテクションフィルム。
まん丸のようで実は楕円だった。
では、オーナー様細かな事は当店にお任せ下さって、楽しんでお乗りください。
この度のご依頼、誠に感謝申し上げます。