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さて、只今レストアコースでお預かりのお車のご紹介です。
オーナー様、随分とお待ちいただき申し訳ございません。
その分、極艶でお返しいたしますのでご了承ください。
今回は外板全てオールペイントを施しほぼ新車戻しと言って良い作業を行っております。
と言うのも・・・色の問題もあり、ご相談にいらした時は部分的にクリアー塗装が剥がれていたり、浮いていたり、色あせなどの退色もある状態でした。
しかしながらお手入れ状態は驚くほどこまめにされており、室内に至ってはお世辞抜きで新車状態を保っていました。
驚きのコンディションです!
なので、オーナー様のお手入れに問題があるとは考えにくくそれだけに塗装の劣化は悲しい限りです。
オーナー様から今までの経緯をお伺いしたら、ポイントポイントで出てくるコーティングのメンテナンスでのトラブルなどの積み重ねが影響しているのでは???・・・と感じる内容でした。
コーティングはディーラー内製コーティングで、必ず定期的にメンテナンスや磨きに出していたそうです。
やがて、違和感を感じ始め、それ以降はディーラーに預けた際も「洗車不要」と言っていたそうです。と言うのもディーラーのメンテナンスから帰って来る度に、ご自身でお手入れしてる時より艶が鈍っていたり、傷が増えていたり余計な染みなどが付いていたりと色々あったようです。
何とも言えませんね・・・。
原因は定かではありませんが、今回はオールペイントがお客様のご希望で、実際それしか方法が無かったのも事実です。
塗装中は、外装はバラバラでしたが塗装も終わり、現在外装の9割は組み付けた後の肌調整の真っ最中です。
肌調整・・・この場合、塗装範囲は広くそれに伴い、塗り肌調整(塗装面の平滑度)、ゴミ噛み等の異物除去などの不良箇所の修正を行い仕上げていく工程です。
理想で言えば、ゴミ噛みも無く、塗り肌も平滑で均一な塗装ができれば良いのですが、ここまで塗装範囲が広ければメーカーの生産ラインのようにはいきませんので、仕上がり重視ならば手を抜けいない工程でもあります。
白く艶消し状態の個所は、ドライペーパーによる肌調整研磨によるもので、この状態からポリッシャーによるコンパウンド研磨で艶々に仕上げていきます。
ココからじっくり磨きます。
今回は塗装塗り重ね回数も多く(色と色止まりと発色の関係による)パネルエッジも膜厚が厚いのでレベル調整も含め、際の際まで肌調整してますので色たまりも無く自然な仕上がりですよ。
何気にお読み頂いてる方には、マニアックでよくわからない文面ですみません!
1工程で仕上がり同等レベルです。
目視できる研磨傷もありませんが2工程目でより艶が高まり、その後のコーティングで艶と色味に深みが出ます。
当店はマニアックなイメージがあるようですが、実は洗車は4千円~・・・新車コーティングに至ってはコスパ最強の4万円~・・・リペアコース10数万円~・・・レストアコースASKと、とても幅広い価格ですが、やってる内容から言えばコスパの高い作業をご提供してますので、お気軽にご相談ください。
実は私はこの作業を長年やってたので、普通の磨き屋さんやコーティング屋さんでは経験できない、塗装の塗りから仕上げ、コーティングと言う、生の塗装(液体から個体に化学変化する過程など)を触ってきた過程で、良い塗装は磨きで全てが決まると言う現実を学んできました。
そのノウハウをスタッフが身に着け良い職人になっています。
この工程は磨き屋にはたまらなく面白い工程でもあります(笑)
なので、他の作業が終われば私も参戦します!
ちなみにドアハンドル周辺は組み付け前に磨いておりますので色が違うでしょ。
ちなみにナンバープレートも同じものを再発行して新品にしております。
ヘッドライトもリペアにより新品レベルまで復活しておりプロテクションフィルムも貼ってますのでご安心を・・・。
ではオーナー様、長らくお待ちいただいてますが満足いただけるよう仕上げておりますので今しばらくお待ちください。
研磨の当たりから、塗装は十分硬化し締まってますので、肌引きも無く安定してますのでご安心ください。
追伸・・・スカイ●●●のS様。
リヤバンパーの塗装が終わり次第、最終工程のコーティングとなりますので、近いうちにお披露目できますので今しばらくお待ちください。