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さて、ご紹介はマツダ3。
ケミカル洗浄メンテナンス。
画像ではそこそこに見えますが実際は結構な汚れ方です。
ぱっと見でそう見えないのは、このお車に施工しているコーティングのもたらせる効果にあります。
汚れは水を媒体として溶け出し乾いた後に汚れの染みとなりますね。
このお車のコーティングは非常に分子サイズの小さな極小分子が膜として緻密に配列され塗装を覆っています。
本来であれば水分子同士が合体し表面張力により大きな塊になるのですが、水はこのコーティング被膜の分子との親和性が非常に高く、被膜分子と結合したいために極小分子までサイズを小さくします。
水は面白い素材で、見える状態の液体の水、硬く冷たい氷、極小サイズの水蒸気と変化しますね。
その水蒸気みたいな小さな分子にコーティング表面で変化することで水の浸透性により汚れは浮き上がり、平たく伸びて剥がれ落ちます。
それでも乾いた後は油分を持ったり粘性の高い汚れは膜として残っています。
それが汚れになります。
そして洗車に使うのはやはり「水」。
水は先の理屈により被膜と結合するために汚れに浸透しつつ汚れと被膜の間に入り、汚れが剥がれやすい状態となります。
同時に「クリアーシャンプー」により油分はミセルサイズ(油分を洗剤成分が包み込んで再付着を防止する効果)により脱脂されます。
水性の汚れも油性の汚れも同時に除去。
そして残留した無機汚れ(イオン化合物)をケミカルで分離。
再度水で濯ぎ表面のフルリセットが完了。
更に部分的に気になる汚れと僅かな細い傷をピンポイントでセラミックベースで再処理・・・もう綺麗そのもの。
再度防汚性を補充するためのトップコートを塗布(グロスレイヤーコート)で完成。
派手な撥水や謳い文句もない地味なコーティングですがこの上なく優秀です。
施工したてのレベルでお客様も満足していただけました。
洗車がベースの今回のメンテナンスですが、効果は相当な物なので個人的には最もコスパの高いメニューかな・・・と改めて実感。
当店施工ユーザー様専用メニューです。
ではオーナー様、今後も楽しんでお乗りください。