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日本を代表する名車の1台。
平成15年式のS2000・・・AP1。
あえて詳細は言いませんがこの先もこれに匹敵する自然吸気エンジンは出ないだろうな・・・
カラーは「チャンピオンシップ・ホワイト」
この当時、ソリッドカラーには塗膜耐候性を向上させる重要な皮膜「クリアー塗装」は無いのが通例。
軽トラックなどと同じ・・・艶も無くなりカッサカサになります。
なので保管状態によりオールペイントを余儀なくされるケースも多々。
しかしこの個体は非常にコンディションが良く???オールペイントし直すほどでもないと判断しオリジナル状態を温存しつつ、オールペイントでレストアしたかの如く仕上げることとなりました。
作業内容は「お任せ!」で承りました。
作業の主な内容は・・・
※各脱着
※細部洗浄
※ドアミラー、リヤウイングは塗膜劣化の末期だったので再塗装
※ヘッドライトリペア、プロテクション施工
※カビが履いたように劣化していたゴムモールのリペア
※エンブレム等は交換
※緑に苔が繁殖していた幌等のクリーニング
※心機一転、アドバンレーシングのホイールに交換
※本体艶出し磨き処理
※高機能セラミックコート(ショーコンペティション)
※その他色々
ヘッドライトはご覧のように「チン!」・・・
艶は健康状態の半分以下・・・傷は画像で見る倍以上あります。
開口部や隅々やコーキングヶ所など、石化した黒ずみや水垢でレタリングされてます。
ゴムモールもご覧のようにカビみたいな劣化で悲しい状態。
このモールの交換は相当大変で、幸いな事にゴムの弾力も見た目のわりに健在なので交換では無く、リペアで新品に見えるほどまで復活させます。
開口部や際、パーツの合わせ部は全てこんな感じ。
オーナー様が手に入れた時点である一定以上の痛みはあったでしょう・・・何せ20年前のお車ですので・・・
オーナー様では手に負えないとの事でご相談頂いたと言う流れです。
先ずは細部洗浄と脱着。
パッキンが鬼固着しているのでリムバーでふやけさせています。
洗浄や養生の後は最小研磨量で最大の美しさに磨き整えます。
隅々や角までキッチリ仕上げます。
例の劣化の著しいモール・・・リペア初期段階・・・いったん養生を剥がしてチェック。
これが・・・必殺技で
こうなります。
細部やパーツの合わせ部も部品の隙間の奥まで綺麗になってます。
実に地道ですがそれに見合った状態になるので満足度もデカいです!
では次回は完成をご紹介です。