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さて前回の続きから。
事故の証拠動画も警察に出したし後は保管会社にお任せで・・・と被害者の方と話をして「もし万が一困ったらいつでも電話ください」と言ったらら本当にかかってきた。
「相手が全く自分の非を認めないので困っています。なのでドラレコの動画を私の保険会社に送ってくれますか?」
との事だったので「良いですよ。明日にでも保険会社に私まで電話するように伝えてください。」
と、やりとり。
次の日、保険会社から電話があり、いつもの調子で「クラフトワークスゼンです。」と出たら電話の向こうで「えっ、ゼンの穐山さん???」
私も聞き慣れた保険会社の担当さんの声。
そして事情を説明してお互い「いろんなご縁がありまね・・・」「ですね〜〜〜」
「では家に帰ったらメールでデーター送りますね。」
とここまでは問題なし。
しかし・・・
家に帰りドラレコのデーターを見たら、まさかの出来事!
時間軸(タイムライン)で繋がっているはずの事故の瞬間が映ったコマだけ無い!
どれだけ見てもない・・・なんで???
かなり焦るし理由がわからない。
冷静に考える・・・もしかして!・・・警察に電話。
「当時担当していた警察官が運良く電話に出た。」
「事故の瞬間のコマがないけど、まさかコピペじゃなくてドラック&ドロップで動画抜いた?」と聞いたら曖昧な返事。
「証拠動画は残っているね」・・・念のために確認をしたら、「破棄は絶対にしないのでこちらのPCにあります」との事。
「今から行くから用意しておいて!」と、パソコンとメモリー持参で到着。
オリジナルファイルを一緒に確認して「なっ!始めに一緒に見た事故の瞬間のコマだけないでしょ!」
「これはコピペしていない証拠ですよ・・・マジでそれはうっかりでは済まんよ・・・万が一データー消えたらどうする?」
幸いデーターは無事回収。
教訓・・・大事なものは相手任せにせず、自分で対応する、もしくは問題ないか確認する事。
まさかの警察でもこんなイジーミスがあり、事故の過失に大きく関わる事なので重要なデーター真っ先に必ずバックアップを取っておく事ですね。
このデーターが最後の切り札となり、加害者は自身の非を認め、晴れて問題解決しました。
その後、被害者の方からお礼の連絡と、修理の内容の報告もあり、「今度主人が車を買うのでその時はお願いしますね。」とご縁は繋がっています。
初めは当店での修理もご相談いただいたのですが、今回はあくまでも善意の第三者がベスト。
仮に依頼を受けると、被害者と当店の利害関係が生まれ、仮にドラレコのデーターが消滅した際の証言に信憑性が薄くなるのでね・・・今思えば、もしデーターがなかっても警察官も現認しているから証言は取れるし問題なかったかな・・・。
次の車はドラレコつけますのでご安心くださいね。
という案件でした。
今後もたまに事故案件上げます。