カテゴリ: 意外と大変なのです・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン
リセットコースで作業中のNBOXカスタム。
オーナー様の思い入れの深いお車で「お任せします!」とのご用命です。
あれこれやっていましたが写真が撮れてなくて・・・
ホンダの塗装は他のメーカーの塗装とかなり違います。
なので磨けているようで磨けていない・・・本当の意味で仕上がっていない・・・といった状態となるケースが多いですね。
普通にやってたらね・・・
艶出し剤のような一時的なもので誤魔化すのではなく、素の状態で美しい研磨仕上がりとなりますのでご安心を。
でっ、意外と大変のがスライドドアの樹脂ガーニッシュ。
リペアコーティングをしてもスパッとしなかったのでオーナー様にお伝えして新品交換です。
がっ・・・このガーニッシュ、届いた新品の構造を見たら、裏止めのネジと上部のクリップを外してからの上にスライドで抜くタイプ。
と言うことでドアバイザーを外すのですが作業自体は単純ですが手間はかなりかかります。
そもそも取れない事が前提のバイザーは強烈な両面テープとクリップで止まっているので、両面テープをフィルム施工とかで使う専用のナイフで切ります。(コツがあります)
ボディーとバイザー双方に両面テープが残るのですが、これが本当に剥がせません。
専用の剥がし剤でふやかせて地道に剥がします。
バイザーは裏返した際に傷つかないようにマスキングで覆って・・・
一度、テープ剥がしでふやけた状態にして、鋭利なヘラでバイザーを痛めないようにテープを削いでいきます。
同じ作業を2度繰り返して、やっと糊後の無い状態となります。
洗浄して脱脂して、脱脂箇所をヒーターで乾かして・・・
新たな両面テープを貼ります。
でっ、前日にセラミックコートの施工を終わらせていた新品のガーニッをつけて、バイザーも元通りつけて完成です。
テープをふやかせたり剥がしたりする時間も含めたらこの作業だけて4〜5時間ぐらいかかります。
何せ両面テープ剥がしは時間がかかりますね。
素材の痛みとか仕上がりとか適当ならもっと早いのですけど、それならやらない方がマシの仕上がりになります。
何事も地道なのです。
それも分かってくださるオーナー様ですので、抜群のハイクオリティーな状態でお返しいたします。
ではオーナー様、今しばらくお待ちください。