カテゴリ: 難しいコーティング選び・・・。
お客様がコーティングを選ぶ際、どのブランドが良いかは大変悩まれると思います。
最近のガラスコーティングは塗装を保護するプライマー層、防汚性、耐久性の向上の機能層に分かれた多層被膜が主流となり一液でどちらの機能も持つコーティイングもあります。
同一ブランド内でもグレードがあり、ご予算や、保管状態、お車の色などに合わせた液剤がラインナップされ、膜厚、硬さ、光沢性、耐久性など様々です。
では、硬さが売りのコーティングはどうでしょうか?
実際の硬化後は、白い粉上の粒子となり、皮膜は形成できません。
濃度を高め、重ねれば重ねるほど塗装の艶はなくなり、硬すぎるため塗装の膨張伸縮に追従できず割れてしまいます。
そのため非常に薄く、見た目では皮膜は確認できません。
では、硬化後、透明なガラス質の皮膜を形成するコーティングはどうでしょう?
前者に比べかなり膜厚はあり光沢も出ます。
よほどの重ね塗りしない限り割れる恐れはありません。
硬さや、光沢性などは製品により様々です。
それぞれ一応、劣化しない物質とされますが、単体での機能は一長一短で、ベース皮膜として利用し、機能層を追加したほうが様々な汚れに対応出来るようになります。
それらの問題から、メーカーでは単層から、多層コーティングに変化しております。
ブランドによる性能の差はあれ、基本は同じとお考えください。
それ以上に問題なのはメンテナンス性です。
傷や染み、汚れは、どのコーティングでも発生します。
いかにそれらの付着を抑え、お手入れがしやすいかが重要でそこにで、施工者の経験が必要となります。
そして最も重要なのは、メンテナンス時にどの様な方法が行えるかです。
通常コーティングに発生した痛みはケミカルによる除去か研磨による除去となります。
研磨の際は上部の機能層を削りますので、オーバーコートが必要ですがその際の機能層はプライマー層と科学的に結合しないため、持続性はさほどありません。
さらにコーティング皮膜は薄いため傷の除去は、塗装ごと削るためプライマーからの再施工となり、塗装も減るため繰り返すことは塗装そのものの耐久性が低下します。
厚みを出せるコーティングも実際の数値は実測できないため、施工後の膜厚も定かではありません。
その為、削れる範囲も判断が難しいため、どれくらいの膜厚が残されたかは相当アバウトな範囲となります。
さらにメンテナンスで削ることを前提とするため
防汚の高い機能層はなく、シミの発生は多くなります。
コーティング選び、施工店選びは難しいのです。
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