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私事ですが、今日外出中に右足の親指がつって運転中まずい事に・・・。
左足ブレーキは問題ないけど左足アクセルはムズイ・・・。
10分ぐらいの間でしたが痛かった~・・・ビタミン不足ですな。(笑)
さて、現場は他県常連様の増車でお預かり、デミオ・・・ソウルレッド。
お得意の赤。新車納車後のお預かり・・・。
初期洗浄・・・泥はね、埃、油分、水染み、糊跡、グリス等、もろもろ除去。
小傷はあって当たり前。
問題は塗装面の濁り・・・。
マツダに限らず多いのですが、曇りの無いクッキリとした塗装状態に下地処理で仕上げます。
ココでの目的は、小傷の除去と曇りの排除ですが、もう一つの大切な意味として、塗装表面の密度向上となります。
新車の塗装面はどうしても余剰分と言いましょうか、微粒子上の凹凸や酸化膜があり、これが曇りの原因でもあり、防汚性の妨げにもなります。
この粒粒した感じとシュワシュワした感じ・・・。
無論コーティングで仕上げれば問題ないのですが、より防汚性を高める意味でも本来必要のない粒状感は取り除くことで、表面密度は整い塗装単体での防汚性も高まります。
ついでに艶もね。
粒粒無くなりました。
これを研磨で仕上げるのですが、研磨法方や使用する材料を間違えると、良い仕上がりとは程遠い状態となるので非常に大切な工程の1つです。
塗装強度に影響なく精密に一発仕上げで参ります。
液体の研磨剤がサラサラの粉に変換されるまで丁寧に磨いていきます。
何時ものように粉まみれ・・・でっ、最終調整・・・研磨とは違う研ぎの世界。
最終調整は科学の理論で・・・。
研磨後は、室内清掃。そしてバックヤードに待機・・・
作業場の床を綺麗に洗い流し再度入場。
最終洗浄・・・。
水・・・弾いてます・・・。
当店の使用する研磨剤には一切の油分は入っていませんが、研磨後の塗装面はこうなります。
研磨剤に油分は無くとも、研磨材自体の在留成分は存在しますので、これを作業後の埃や粉もろとも全て洗浄で取り除きます。
粉なの出ない怪しい研磨剤や、アルコールで拭いて終わり・・・の様ないい加減な下地は作りません。
最終洗浄・・・水、洗浄剤、全て妥協しません。
洗浄後は撥水せず水がベールのようにスライドし、拭き取りすら必要ないほど水気も残りません。
GOOD!
全開放でエアーブローは丁寧に・・・清潔なクロスで拭き取れば完了。
プライマー処理・・・ここまでが下地。
塗装と異なる性質のコーティングを塗装と結合させるには、目に見えない密着結合の理論が分からないと先に進めませんね。
カップリング・・・異なる性質のもの同士が化学結合するための方法・・・。
ここを知ると知らないではプロの世界は語れません。
では、明日・・・。