カテゴリ: NEWS
さて、現場・・・「洗車が趣味」とおっしゃるほどお手入れが大好きなオーナー様。
トヨタ・ハイエース。
現在コーティング2層目まで終了。
御手入れが全く苦にならない半面、塗装の艶の鈍さが気になる・・・
と言う事でお預かりです。
分からなくもない・・・綺麗に出来ても塗装自体の艶はご自身では流石に無理・・・。
目の肥えたオーナー様には見えている塗装の濁り・・・。
全てのお車に存在しますが、それを気にするのか?
はたまたそれ自体が何のことだか分からないか?
この差が個人差ですので今回もこだわりのオーナー様はより高い艶をお求めです。
現状で磨き無しの現車には改善の余裕がありますので・・・。
では、作業開始・・・
手始めにガラス鱗染み除去。
大型のお車ですので、どうしても洗車中にプライバシーガラスは熱を受け水に含まれる不純物が焼き付き染みを作ります。
今回はこれらも全て綺麗に仕上げます。
ガラス研磨を終え、防汚性を高めるためのガラス対応コートで防汚。
本体は微細な小傷を修正しつつ艶を出し1工程で研磨終了。
2工程目は結合研磨・・・これに関しては別の機会に。(笑)
サイズはさすがにデカイですが、順調に作業は進み最終洗浄を終え、2層目のコーティングまで終了。
日焼けで白くなるカウルトップもコーティングで白ボケ予防。
さて、ここでご案内したいのは、塗装の艶は条件次第で誤魔化しが効く・・・。
と言う事です・・・。
実際大半のお車(新車)は艶があります。
問題は作業者がどの条件で艶を見るのかです。
小傷云々も含め・・・。
通常の日差しや蛍光灯では表面的な艶は見えてもリアルな艶までは見えません。
人によりけり、お客様によっては拘りたいところでもあります。
実際、シビアな方は直感的に艶を見ていますが物足りない・・・と言われる方は、実は言葉では上手く言えないだけで、かなり精度の高い目で見られている証拠です。
よく施行画像で公開されている「蛍光灯」で見る艶はあくまでも表面的な事で、塗装面の本当に見たい艶と状態は全く見えません。
その逆、表面の染みと凹凸などは比較的見えるのですが、実作業で使用頻度は最低限で、事実当店では作業中は一切使用しません。
ついでに、レンズ口径の小さなデジカメ画像では、塗装面の仕上がり精度すらボケてますので誤魔化しの艶と滑らかさしか映らないのでお店側には好都合かな?
傷を見る目的(研磨の精度)と本来の艶(塗装凹凸の山と谷の微細な濁り)まで精密に仕上げるには作業者にとって最も重要なのも照明です。
過酷なほど良い・・・(笑)
その方が、逆に答え合わせが明確で作業はスムーズかつ確実ですので・・・。
お客様はそこまでシビアにお求めにならなくても結構です。
それ以上はプロが行いますので、お任せくだされば御希望の仕上がりをお約束いたします。
ではあと少しで完了です。
あっ、フロントパネルのデントリペアも無事終了ですのでご安心ください。