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さて、ご紹介はメルセデス・ベンツCクラスのコーティングです。
中古車のご購入でお預かりですのですがコンディションは比較的良く、小キズはそれなりでも研磨で問題なく仕上がる状態でした。
現在、研磨後の洗浄工程・・・。
ここでいきなりヘビーな内容になりますがご了承ください。
そもそも「コーティングって何がどうよ!」って話!
何故かコーティングは「撥水」や「超撥水」と言った水弾きが重宝されます。
水を弾き水とコーティング面の接触角が小さければ小さいほど素晴らしいとされ、接触角が小さいから汚れもつきにくい・・・確かにあながち嘘ではありません。
それは汚れも抱かない純水に言えることで、汚れた水では僅かな接触角でも、乾いた後には染みとなります。
そして時間が立つとその染みは取れなくなります。
撥水は表面の最上部で起こる特徴であり、摩擦や摩耗などの物理的な接触によりその機能は低下します。
同時に防汚性も低下します。
生物のように新陳代謝のないコーティングでは機能低下=劣化です。
様々なコーティングに触れると、撥水よりも親水よりも大切なのは「滑り性」「剥離性」の高さと「機能回復」の容易さが重要と感じます。
そして、その機能は表面であり、同時に最もダメージを受ける表面だからこそ、常にフレッシュな状態を保つには表面は「摩耗する」もしくは「劣化する」前提で、如何に簡単かつリーズナブルにメンテナンスできなければ本当の意味での綺麗な愛車ではなくなります。
コーティングは目に見えないけど、綺麗かどうかは一目瞭然ですからね・・・。
そういった考えからコーティングに求めるものは、土台としてのしっかりとしたコーティング層と、入れ替えの利く機能性の高い表面層となります。
という面倒な理屈ですが、面倒なのはこちらに任せていただいて、お客様にお願いすることは、当店がお伝えする「正しくてシンプルな洗車」を行っていただき、健康診断がてら当店のケミカル洗車を3から6ヶ月を目処にお持ちくだされば問題ないでしょう・・・。
目に見えないからこそ、そこを知ることで長期的な美観が持続します。
私自身がそれを実感しています。
大切なのは正しい情報です!
いや~なんと言ってもそこを伝え続ける事が何よりも大切と感じますね・・・。
ベンツの作業から随分と脱線しました(笑)
では明日は完成です。