Author Archives: akiyama

第4回前編|ZEN洗車の考え方 拭き上げが、最もキズを生む理由

洗車で一番気をつけるべき工程はどこか?

多くの方は「洗うとき」と答えます。

しかし実際に最もキズが入りやすいのは・・・

 

 

 

実は拭き上げの瞬間です。


 

なぜ拭き上げは危険なのか?

答えはシンプルです。

水が消えるから。

これまでZENの洗車では、

・水が主役
・キズの正体は摩擦
・潤滑を維持することが重要

とお伝えしてきました。

拭き上げは、その”水”を取り除く工程です。

つまり・・・

流体による潤滑性のある摩擦が成立していた状態から
固体摩擦100%の摩擦リスクの高い状態へ移行する瞬間なのです。

 

 

残った微細な異物が問題になる


 

どれだけ丁寧に洗っても、
塗装表面には目に見えない微粒子が残ります。

鉄粉、砂塵、花粉、ミネラル分。

水が介在していれば
それらは流体の中に浮いています。

しかし水を拭き取った瞬間、
それらは塗装面に密着します。

その状態でクロスを動かすとどうなるか。

塗装

異物

クロス

完全な研磨粒子です。

このときの摩擦係数は高く、
圧力は一点に集中し、
微細な「洗車傷」が蓄積していきます。

 

 

力を弱めれば安全?ではありません。


 

問題は圧力の強さではなく、
潤滑がゼロになっていることです。

水が無い状態では、
どれほど高級なクロスでも
摩擦をゼロにはできません。

 

 

 

拭き上げは”乾かす作業”ではない


 

拭き上げは乾燥工程ではありません。

最後に摩擦を発生させる可能性のある工程です。

この工程をどう設計するかで、
数年後の艶が決まります。

 

その鍵を握るのがコーティング施工、洗車、拭き取り、の全ての
プロセスに組み込まれています。

 

洗車キズの最大要因は
「洗うこと」ではありません。

水が無くなった瞬間の摩擦のリスクを考慮しない事です。

美観を守るとは、
最後の一手を間違えないことですね。

 

 

洗浄→拭き上げまでの重要過程


 

①洗浄作業の構築と実践
②拭く前の水切りの考察と実践
③拭き上げ回数の最小化
④拭き上げ抵抗の最小化

を徹底します。

①〜④の実践は施工ユーザー様限定の洗車レクチャーで
詳しくお伝えします。

でも簡単です。

 

次回の「中編」で拭き上げをより詳しく考察します。

「コーティングの価値は洗車で決まる」

 


徳島カーコーティングと純水洗車の専門店
クラフトワークスゼン
〒771-0130
徳島県徳島市川内町加賀須野382-1
TEL 088-679-8568
FAX 088-679-8578

営業時間 9時〜19時
定休日  日祝

今日の洗車「コーティングの価値は、洗車で決まる。」

「コーティングの価値は、洗車で決まる。」

ZENです。

 

雪のあとは特に要注意


先日、雪が降りましたね。

雨と違って水分量が少ないため、
意外と汚れが残りやすいのが雪の特徴です。

⚪︎モールの合口
⚪︎窓の淵の隙間
⚪︎ドアの開口部
⚪︎下部の水切りフラップ…

見えない場所は砂利の温床です。

 

洗車開始。本当は9時ジャスト。

開始時間撮り遅れました・・・

 

窓モールの隙間に入った砂利は、
ガラスの開け閉めでガラスの傷の原因になります。

温純水高圧洗浄で叩き出します。

開口部も下回りも砂利の居場所を全部叩き出します。

 

 

高圧も大事ですが刷毛を使って汚れをかき出し、
十分に濯ぎます。

 

フラップの砂利は後から相当悪さしますので
はじめにしっかり洗うのが重要!
という・・・

フラップの洗い流し中動画

 

ここを丁寧にやるかどうかで、
その後の洗車傷のリスクは大きく変わります。

皆さんもしっかり水圧かけて予洗いしてください。

 

そうせずに表面だけを高圧で流して、
そのまま泡だらけにすると・・・

砂利は泡の中に隠れ、
傷の量産が始まります。

 

洗車でなくて研磨ですわ!

 

怖いですね。

 

「傷のもとは予洗いで落ちている」が理想


実は、水で落ちる汚れの大半は
砂利もろとも予洗いで落とす事が最重要です。

シャンプーの役割は、

・油膜の除去
・油分に絡んだ汚れの分解

ここです。

 

ZENでは摩擦に頼った「こすり洗い」は行いません。

 

スポンジはこする道具ではなく、

機能性の高いシャンプーを
安全に塗り広げるための道具。

適度な汚れのかき出し機能を備えた
専用の発泡素材を使っています。

シャンプーは50℃弱の純水で作っています。

冬の洗車は、
実はちょっと気持ちいいです(笑)

 

ちょこっと動画で見てください・・・

①潤滑シャンプー洗浄中

②側面の洗浄中

 

温水にすることで、

・洗浄力向上
・油分の分解効率アップ
・作業効率の安定

につながります。

 

洗車の最終目的

シャンプー後は
残留汚れを見極め、必要なケミカルで分解除去。

 

しっかり濯ぎ、エアーブロー。

最後は「リフレクションコート」で
防汚性を高めます。

室内も窓もスッキリ!

 

洗車完了。

 

 

当店のコーティングは
「汚れから逆算」して施工します。

だから施工ユーザー様のお車は、
洗えば必ず綺麗になります。

 

当店はスペックを売りにしていません。

高スペックは専門店として当たり前。

スペックを突き詰めるのは液剤メーカーの仕事。
現場で一番大切な仕事は、

汚れにどう向き合うかを突き詰めること。

そう考えています。

 

 

施工ユーザー様へ


もうすぐ花粉シーズンです。

週末のご予約が埋まり始めていますので、
もし希望日が取れない場合は

代車をご用意できるタイミングなら
平日の夕方預かりも可能です。

 

遠慮なくご連絡ください。

まだ寒い日が続きますね。

ご自宅で洗われる方は、
ぜひ「お湯洗車」も参考にしてみてください。

(リンクはこちら)

経過報告・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

アウディS5【セラミックコーティング】施工のご紹介・・・徳島カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

今回はクラフトワークスゼンが誇る
『セラミックシールド・MAX』施工のご紹介です。

 

長年ご利用いただいている常連様のお乗り換えにより、
**新型 S5アバント(グレイシアホワイト)**
を施工させていただきました。

 

今回は納車前施工のため、ディーラー様より
直接お車をお預かりしました。

 

 

新車という前提ではありますが、
近年のアウディ、特にグレイシアホワイトの塗装品質には
施工前の段階で注意すべき点があります。
ロッド違いによる個体差も結構あります。

 

塗装表面には粒状感「ザラつき」が明確に確認でき、
この状態で被膜系コーティングを施工しても、
艶・透明感・被膜定着のいずれも最適な結果は得られません。

 

そのため今回は、
塗装表面の状態を正しくリセットすることを目的に、
オーナー様にもご説明をした後、
艶出しを前提とした下地処理を実施しています。

 

光の輪郭にキレが生まれて透明感が出ました。

 

劣化塗膜ではないので塗装を過度に削るのではなく、
余剰分のざらつきの研磨で表面の乱れを整え、
反射角が揃う状態まで仕上げたうえで
セラミックシールド・MAXを施工しました。

 

 

ヘッドライトはもはや定番の
ヘッドライトプロテクションフィルム施工。

ドイツ車の場合、屋外なら3年目には
クラックだらけになりますので必須ですね。

 

施工範囲はボディのみならず、
未塗装樹脂部も含めたフルレンジ施工。
車両全体を均一なセラミック被膜で覆っています。

これにより、防汚性・耐薬品性・耐久性が向上し、
洗車時の汚れ落ちや水挙動の安定性も高いレベルで維持されます。

 

 

 

ホイールコートも万全です。

取り外して表面・裏面ともに全面施工。

 

ブレーキダストの固着を抑え、
メンテナンス性を重視した仕上げとしています。
規定トルクで締めつけていますのでご安心を。

 

正式なご納車後、
改めてご来店いただき、
ナンバープレート部分の最終施工をしますので
お時間ができたらおよりください。

 

では乗って、洗って、眺めてご堪能ください。

最新インターフェイスの使い心地、教えてくださいね。

この度はご用命いただき、誠にありがとうございました。

 


徳島のカーコーティングと洗車の専門店
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第3回|ZEN洗車の考え方/洗剤の役割は「落とす」ではなく「助ける」

洗車と聞くと、
「汚れを落とすのは洗剤」
そう考える方は少なくありません。

しかしクラフトワークスゼンの洗車では、
洗剤を主役とは考えていません。

 

 

主役は、あくまで水です。


水は本来、汚れを溶かし、浮かせ、排出する
「洗浄溶剤」としての能力を持っています。

 

では、洗剤の役割とは何か?

それは、水の「洗浄溶剤」としての機能を拡張する
 ”添加剤” として位置付けます。

水の張力を抑制し、分子をより小さく分散させ、水の浸透力を高ます。

 

 

洗剤の役割は大きく分けて2つ。


 

① 脱脂

汚れの多くは、油分と結びついて塗装に付着しています。
排気ガス、アスファルトから滲み出た油膜などがその代表です。

洗剤は、この油分の結合を弱め、
汚れを水に引き渡しやすくする役割を果たします。

汚れを”削る”のではなく、水に溶ける状態へ変換する。

これが脱脂の本質です。

 

② 潤滑

もう一つ、極めて重要なのが潤滑です。

水だけでは維持しにくい
流体摩擦低減の状態を安定させるために、
洗剤は潤滑成分として働きます。

これにより、塗装とスポンジの間に汚れが噛み込む
リスクを減らし、摩擦エネルギーを分散させます。

 

 

泡は副産物で最低必要分あれば十分です。

ここで大切なのは、
洗剤が強すぎてはいけないという点です。

 

洗剤が水の性質を活用できなければ
溶剤としての水の働きは阻害され、
結果として摩擦は増えてしまいます。

 

例えば泡洗車の立体的で膨張した”泡”は発泡なので
若干の水と洗剤成分と空気です。

これでは水の特性を活用できません。
(この話は別の機会に・・・)

 

そして潤滑とは異なる”ぬめり”は濯いだ後も残留物として
塗装面に乾いた状態で張り付いてしまいます。

(ここの検証は、当店の協力店『会員制洗車場MeMeMe』
で実証されています)

 

 

洗剤は水への添加剤。


 

故にクラフトワークスゼンの洗車では、
洗剤を「汚れを落とす薬品」ではなく、
水への添加剤として大きな役割と位置付けています。

 

洗剤が前に出る洗車ではなく、
あくまでも水が主役であり続ける洗車。

 

それが、
塗装を守りながら美観を維持するための、
最も合理的な方法だと考えています。

 

そして水は温度が上がれば能力も上がります。
さらにミスト状になればより汚れへの浸透も強まります。

 

 

「温純水高圧洗浄」をはじめに行うのも、そのような理由からです。

 

結果としてご利用くださるユーザー様皆様の共通の
お言葉は
「自分で洗ってもこの仕上がりにはならない!」
と喜んで頂けます。

 

これが、
クラフトワークスゼンの洗車における洗剤の考え方です。

 


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第2回補足・・・今年の汚れは厄介「汚れの正体」を探る。

洗車とは汚れに向きあう最も難しく奥の深い業務。

 

特に今年は以下の内容の汚れの濃度が高い。

ではお付き合いください。

 

 

 大気微粒子汚れを「成分別」に分解して考える 。


一見すると「ただの砂埃」「少し汚れただけ」に見えるこの汚れ。
しかし実際は、「近年特有の複合大気汚染汚れ」です。

 

 

当店では、このタイプの汚れを
見た目ではなく「成分」で分解して洗車を考察します。

 

 

この汚れは何でできているのか?


 

汚れの正体は、主に次の3層構造と考えられます。

上から順に・・・

 

 

▪️PM2.5/都市型微粒子

⚪︎排気ガス由来炭素粒子

⚪︎タイヤ・ブレーキダスト

⚪︎直径2.5μm以下の超微粒子

 

ー特徴ー

⚪︎非常に軽く、静電気で塗装に吸着

⚪︎水だけでは浮きにくい

⚪︎酸化物となり塗装を汚染

 

▪️黄砂由来の鉱物微粒子

石英(SiO₂)

アルミノケイ酸塩

炭酸カルシウム

 

ー特徴ー

⚪︎今の段階では肉眼では黄色く見えないレベル

⚪︎PM2.5と絡み合って付着

⚪︎塗装表面に”ザラつき”を残す

⚪︎擦るとキズの原因になる粒子

 

▪️酸性雨に含まれる成分

二酸化硫黄、二酸化窒素が大気中で反応し生成

⚪︎硫酸アンモニウム

⚪︎硝酸アンモニウム

 

ー特徴ー

⚪︎非常に親水性

⚪︎湿度が上がると溶けて再固着

⚪︎汚れ同士を塗装に貼り付ける役割

⚪︎塗装を侵食劣化させる最大要因

 

 

成分別に「どう落とすのか」


❌間違った落とし方は・・・

⚪︎陰イオン系界面活性剤が主の
泡ぶくのシャンプーでガッツリ洗う。

⚪︎強アルカリで一気に分解

⚪︎摩擦で無理やり拭き取る

 

→ 汚れは減るが、傷つき塗装とコーティングは確実に傷む

流石に誰でも分かりますね。

 

 

⭕️正しい手法(当店推奨&実際の洗車方法)

①「落とす」前に浮かせる

PM2.5や硫酸塩は水と界面活性剤で”分散”させる必要があります。

▪️ここで重要なのが
水の洗浄剤としての機能を有効活用する添加剤としてのシャンプー

最重要要件は「高潤滑、低発泡、必要な分の脱脂力」

 

② 純水で”再付着”を防ぐ

水道水には

カルシウム、マグネシウムなどの金属イオンが含まれます。

いわゆるミネラル。

 

これがあると硫酸塩・硝酸塩と結合し汚れが再び塗装に固定します。

 

しかし純水はそれらを含まず汚れを剥がしたまま再付着させずに流し切れる。

シャンプーの能力を全く阻害しない。

故にあるに越したことはない重要な存在です。

 

 

⭐️高潤滑のお湯洗剤での撫で洗い中動画

やる気なさそうに見えますがこれが正解です(笑)

 

 

③ 物理摩擦は必要最小限を段階的に


汚れの大半を、分散、剥離、流しをしたあと、
最小限の接触で仕上げる。

 

これが
「洗車で塗装を守る」本当の意味です。

 

 

なぜコーティングは劣化したように見えるのか?


実は、多くの場合コーティングが落ちたのではなく、
汚れの層や洗剤の残留が蓄積している。

という状態です。

 

汚れが引き起こす防汚性の低下により・・・

⚪︎撥水低下 → 親水性粒子の被膜(洗剤や残留汚れ)

⚪︎ツヤ低下 → 微粒子の乱反射

⚪︎汚れやすくなる → 静電気保持

 

 

と言うことから洗車を誤ると・・・

コーティングを削りながら”復活しない”状態になります。

 

 

洗車は「最も重要な日常の作業」です。


 

当店ではコーティング後こそ洗車が重要だと考えています。

理由はシンプルに・・・

コーティングは汚れを「素早く正しく落とせる状態」を作るものです。

 

現代の汚れは「複合汚染」で見た目では判断できません。

なので汚れを理解し成分別に考えない洗車は必ずダメージを与えます。

 

洗車は作業ではなく汚れに合わせた適切な処方を組み立てることですね。

 

それらを普段の洗車でユーザー様でも簡単に行えるために「正しい洗車の方法」
と優れた洗車用品の提供も当店の大切な日常業務です。

 

皆様のご参考になれば幸いです。


 

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洗車シリーズ/リアル洗車を時系列で

初めての方も読みください。

今回は洗車シリーズの小休止で
実際の洗車を時系列で追いながら、
当店の考え方そのものをお伝えします。

 

 

工程1:状態確認


 

開始時間|9:05

 

まずは状態チェックから

洗車は「水をかける前」から始まっています。

⚪︎ボディ全体の汚れの質・度合い

⚪︎開口部や隙間の汚れの入り方

⚪︎砂利・固着物の有無

この時点で必要な洗浄レベルと注意点を把握します。

 

 

 

工程2:予洗い|温水 × 純水高圧洗浄


 

予洗いは
「表面を洗うため」ではありません。

最大の目的は、
隙間に入り込んだ砂利や異物を、後工程に持ち込まないこと。

 

 

高圧で「叩き出す」

ミスト状の高圧温水による汚れへの浸透性向上

 

 

結構汚れが張り付いていたボンネットは更に熱水で蒸らします。

 

 

温水、高圧を使う理由がここにあります。

 

 

工程3:シャンプー洗浄|クリアーシャンプーによる脱脂洗浄


 

使用するのは
高潤滑・高洗浄力を両立したクリアーシャンプー。

シャンプー洗浄で重要なのは次の2点。

⚪︎洗浄面がしっかり”見えている”こと

⚪︎潤滑性の高い洗浄膜と、汚れの分解除去能力

 

 

洗剤と同じくらい重要なのがスポンジ。

25年以上、いろいろな素材を試してきましたが
今でもこのスポンジに勝るものは見ていません。

⚪︎高い保水力

⚪︎ごわつきのない均一な高密度発泡

⚪︎しなやかな追従性

⚪︎最適な汚れの掻き出し性能

そして何より
汚れが一瞬で見える、潔い白・・・ユーザー様はよくご存知ですが
使い始めると徐々に茶色になりますが性能に変化はありません。

6ヶ月〜1年ごとの交換が推奨。

 

工程4:細部洗浄|妥協なし


 

細部もしっかり洗います。
ここを曖昧にすると、後で必ず砂利汚れが出ます。

 

 

 

工程4:濯ぎ|水捌けで「状態を読む」


 

濯ぎは単なる洗い流しではありません。

 

 

⚪︎水の滑り方

⚪︎残留感

ここで洗浄面の情報を読み取ります。
必要があれば、適材適所でケミカル洗浄を追加します。

 

 

工程5:エアーブロー|最後の叩き出し工程


 

エアーブローは
水を飛ばすためだけの作業ではありません。

 

⚪︎ガーニッシュ

⚪︎バンパーの合口

⚪︎砂利が残りやすい箇所

外へ外へ、汚れを追い出します。
砂利が出れば、再度濯ぎ → エアーブロー。

 

 

出なくなるまで繰り返します。

 

 

工程6:仕上げ|リフレクションコート施工


 

水切り後は
リフレクションコートで防汚性を強化。

⚪︎マイクロファイバーによる最終クリーニング

⚪︎被膜形成

⚪︎ミクロレベルの残留汚れ除去

防汚性だけでなく、
透明度の高いハリのある光沢も重視しています。

 

全工程完了|10:20


 

 

 

ホイール

室内

すべてリセット完了。

 

 

 

まとめ


 

ざっくりではありますが、
当店の洗車はこの流れで行っています。

洗車は汚れの後追い作業ではなく、
状態を読み、整え、次の汚れに備える最も重要な日常の作業です。

 

洗車に始まり洗車に終わる・・・優秀なコーティングがその土台を支えます。

それがクラフトワークスゼンのコーティングと洗車の考え方です。

 


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第2回|ZEN洗車の考え方/ 汚れをこするとなぜキズになるのか?

「キズの正体と、摩擦の本質」


 

多くの人が、洗車キズの原因を
「力を入れすぎた」「道具が悪かった」
と考えます。

 

しかし、それは結果であって原因ではありません。

 

キズの正体は、
汚れを介在させたまま発生する摩擦」です。

 

 

「ミクロの世界をイメージする」


 

私は常に洗車の最中も目に見える状態と、見えないけどイメージで
見える状態を相互に判断し洗車を行います。

 

塗装表面は一見ツルツルに見えても、
顕微鏡レベルでは無数の凹凸を持っています。

そこに付着する汚れもまた、
粒径・硬度・形状が不揃いな”異物の集合体”です。

この状態で水が不足すると・・・
塗装とスポンジの間に
「流体(水)」ではなく
「固体(汚れ)」が支配する接触状態が生まれます。

 

汚れとは見えるものだけではないのです!

 

 

 

これらを知る知らないが洗車傷になる決定的なポイントですね。

 

 

水(シャンプー液)の重要性


 

 

水(シャンプー液)が十分に介在している
状態では、摩擦は流体摩擦となり、
エネルギーは分散されます。

 

しかし水が足りず、汚れが塗装に
噛み込んだ状態では、摩擦は固体摩擦へと変化し、
エネルギーは一点に集中します。

 

この瞬間、汚れは「付着物」ではなく、
研磨粒子として機能します。

つまり洗車キズとは、
「強くこすった結果」ではなく、
摩擦の種類を誤った結果なのです。

 

 

ZENの洗車が重視するのは・・・


 

・水を十分に与えること
・汚れを水で切り離すこと
・摩擦を流体摩擦のまま維持すること

 

 

この条件が整えば、
洗車はキズを生む作業ではなく、
汚れを安全に除去する工程になります。

 

この事を前提にコーティングの特性、施工後のユーザー様に
お使い頂く「リフレクションコート」が特別な何かをしなくても
スムーズに理屈通りの洗車ができる仕組みにしています。

 

洗車の理屈は分かってしまえば簡単ですが
いざ言葉にするのは難しいですね。

 

そこには体感が伴わないので・・・なので
当店では「洗車レクチャー」による体験を
まずは実感していただきます。

 

皆様のお役になれば幸いです。

 

 


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「ZENの洗車の考え方」全5回・・・第1回

今日から連続で5回構成で
クラフトワークスゼンの洗車の考え方」をアップします。

なるほどとご納得いただける理論も含めてご紹介しますので
もし良ければお付き合いください。

 

 

第1回|洗車の主役は「水」である

 


 

スポンジとカーシャンプーで行う長年検証を
繰り返した当店の洗車。

 

しかし、その中で最も重要な存在は「水」です。

 

 

 

水には、洗車において欠かせない能力がある


 

それが、汚れを溶かし込み、洗い流す「洗浄剤と溶剤」としての特性。

 

汚れは、摩擦で削り落とすものではありません。
水によって溶かし、浮かせ、排出することで、
塗装に負担をかけずに除去することができます。

 

カーシャンプーの役割は、その水の働きを助けることです。
脱脂と潤滑という機能を水に与え、水の溶剤性能を
加速させる”添加剤”のような存在です。

 

双方の機能が合わさることで理想的な洗車ができるのです。

 

重要なのは、水本来の働きを邪魔しないこと


 

汚れは塗装の上に”乗っている”だけではありません。
油分、排気ガス、花粉、黄砂、ミネラル分などが複雑に結びつき、
塗装表面に付着・固着しています。

 

水はその結合を緩め、
汚れを塗装から切り離し、流し去る役割を担います。

 

さらに水には、
衝撃を分散させるクッションとしての機能もあります。

 

ここにカーシャンプーを加えることで、
水の能力はさらに引き出されます。

 

潤滑性の高い洗剤を含んだ十分な水が介在していれば、
摩擦そのものを弱めることができます。

つまり水は、
・溶かす
・浮かせる
・流す
・守る

このすべてを同時に行っています。

 

 

洗剤の役割は「落とす」ことではありません


脱脂によって汚れの結合を弱め、
潤滑によって摩擦を減らすこと。

 

あくまで洗剤は、水の働きを助ける存在です。

それ故に当店の洗車では・・・水の量、流れ、介在時間を何よりも重視します。

 

このブログでちょくちょく見る水捌け動画ですが、あれは水の捌け方で
コーティングの健康状態と汚れの残留の有無を見るための重要な
工程で、単なるパフォーマンスではありません。

 

 

⭐️濯ぎの際に見るコンディションチェック動画
レクサスUXボンネットの水捌け

 

水の機能を最大限に活かせば、洗車は強くこする必要のない、
塗装に優しい作業へと変わります。

 

 

まとめ・・・

 


洗車とは、
水の力を理解し、味方につける技術。

これが、ZEN洗車の根幹にある考え方です。

 

それをリアルタイムで検証している最高の実験台が私の愛車デリカD5です。

9年経っても新車以上です!

こちらからどうぞ👇

経過報告/屋外保管は「美しさ」を諦める理由にならない。9年落ちのデリカD5が証明する、真実のカーケア。

 


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ムートングローブは本当に安全?・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

【洗車で使う前に知っておいてほしい羊毛の本質】


 

結論からお伝えします。
当店では、ムートングローブを積極的にはお勧めしていませんし開業以来存在すらしていません。

理由はシンプルで、
羊毛(ムートン)は「洗浄素材」ではなく、「研磨素材」としての性質を持っているからです。

 

 

 

■ ムートングローブが抱える洗車リスク


 

羊毛はふわふわして掻き出し効果もあり一見すると
「汚れがよく落ちる=洗車に向いている」と思われがちです。

しかしその反面、洗車傷を招きやすい素材でもあります。

主な理由は以下の通りです。

⚠️羊毛は水分を含むとキューティクルが開く

⚠️開いた表面がザラザラになり微粒子の砂利が入り込む

⚠️毛の奥に絡み込んだ砂利や異物を発見しにくい

⚠️開いたキューティクル同士がお互いに噛み合って絡む

⚠️その状態でボディを撫でることで洗車傷が発生する

これが、ムートングローブによる洗車傷の最大の原因です。

 

 

■ 「泡だらけ洗車」がリスクを加速させる理由


 

ムートングローブと相性が悪いのが、
泡で包み込むような洗車方法です。

(でもセットで行われているケースが大半)

⚠️泡に覆われることで、

⚠️洗浄面の状態が見えない

⚠️隙間に残った砂利や異物が確認できない

 

結果として、
「ムートンの強い掻き出し力 × 見えない異物」
という、傷の温床が生まれてしまいます。

同時にクッション性の強い泡(発泡剤や増粘剤などの添加剤の多い洗剤)
の場合、
添加剤の残留によるシャンプー焼けや残留物によるくすみによる
2次被害の恐れもある為、徹底的な濯ぎが重要です。

擁護するならば・・・ムートンの特性を理解した上で
クッション性の強い泡
(発泡剤や増粘剤などの添加剤の多い洗剤)で
洗うことで
ムートンのリスクを回避する考えもありでしょうが・・・

 

洗車傷リスクの方が高くなり当店ではNG洗車です。

 

 

■ ムートングローブを使うなら


 

ムートングローブを洗車で使う場合は、
その特性とリスクを理解した上で、以下を徹底してください。

⚠️使用中は何度もバケツでしっかり濯ぐ

⚠️毛の奥に砂利を溜めたまま使わない

⚠️毛を絡ませない管理(一度絡むと乾いても元に戻りません)

⚠️泡で視界を完全に奪わない

ここまで読んでいただければ、
濯ぎもしないで使うことが、どれほど危険か
ご理解いただけたと思います。

 

 

■ 当店の羊毛の使い方(塗装研磨工程)


 

ここで誤解のないようにお伝えすると、
羊毛そのものは非常に優秀な素材です。

当店は羊毛を塗装の研磨工程で使用します。
それは、羊毛の特性を正しく理解し活かしているからです。

当店の研磨剤(完全水性)は、

⚪︎砥粒子

⚪︎揮発性をコントロールした水分(クーラント)

と非常にシンプルな内容で構成されています。

でも熟考した非常に完成度の高い研磨剤です。

 

1、液体研磨剤によって羊毛のキューティクルが開く

2、砥粒子を抱き込みながら分散

3、開いたキューティクルと砥粒子のざらつきによる
摩擦をコントロールしながら精細な研磨を行う

4、やがて水分が乾き始めるとキューティクルは閉じ、
砥粒子は吐き出される。

このときに出る粉はダストではなく、すでに角が取れた優れた超粒子となり、
切削から艶出しへと性質が変化していきます。

 

優れた粒子配合により傷除去研磨から艶出し仕上げまで行えるため
無駄な研磨量を無くした塗装に優しい研磨です。

 

これが、考え抜かれた研磨手法であり羊毛が研磨で有効に働く理由です。

 

 

洗車と研磨は、羊毛に対するアプローチがまったく違うのです。

 

 

 

■ まとめ


 

羊毛には、素材としての最も有効な活用方法があります。
その効果が裏目に出る可能性が、洗車での安易な使用です。

今回は、
羊毛(ムートン)の特徴とリスクについてお話しました。

少し厳しい内容ではありますが、
ムートングローブでの洗車を理解し、
正しい使い方の参考になれば幸いです。

 


クラフトワークスゼン
〒771-0130
徳島県徳島市川内町加賀須野382-1
TEL 088-679-8568
FAX 088-679-8578

営業時間 9時〜19時
定休日  日祝

「スペック氾濫のコーティングに物申す」大切なのは施行以降・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

たまにお客様から言われるのですが・・・

ZENさんってコーティングの施工事例をあまりブログで上げませんね・・・って

確かに。

正直、お客様的にはブログに上がった方が喜んでいただけるのかな?
って思うこともあります。

なので以後善処します。

 

でも本当に皆様にお伝えしたい事が毎度の洗車の話です。

 

コーティング”以降”が、本当に大切です


 

どれだけ良いコーティングを施工しても、
その後の洗車やメンテナンスを間違えれば、美観は確実に損なわれます。

今の時代、ネットで情報はいくらでも調べられます。
ですが実際には、

半分は正解、半分は間違い

あるいは、塗装にとっては完全にNG

…そんな情報も少なくありません。

 

 

私が本当にお伝えしたいこと・・・


 

「正しい洗車」と「原理原則に基づいた正確な情報」こそが
愛車の美観のすべてを決めるということです。

 

 

ZENの洗車は、徹底的に”シンプル”です


ZENの洗車は、
時間をかけて検証し、吟味し、改良を重ね、
限りなくシンプルになるよう構成しています。

下手前味噌で恐縮ですが、
「洗車だけで感動しました」と言っていただくことも少なくありません。

 

本日も、洗車でご予約いただいたお客様に
私の洗車工程をすべてご覧いただきながら、
要点を解説し、約1時間半お付き合いいただきました。

 

洗車で重要なことは・・・


⚪︎無駄を削ぎ落とした工程

⚪︎ボディへの接触回数を最小限にする考え方

⚪︎開口部へのアプローチ

⚪︎傷が入りやすいポイントと、その回避方法

どれも特別な技ではなく、
誰でもできる、とてもシンプルな洗車方法です。

綺麗になりました、と同時に防汚性も強化し今後の汚れに備えています。

 

まるで問題なしの水捌き・・・バッチリです。

 

 

⭐️洗車後のコンディションの確認中car_coating_aftercare_correct_wash_zen.mov

 

にしても・・・想定してたよりもスムーズに洗えて良かったです!(笑)

 

ちなみにコーティングは『セラミックシールド・MAX』です。

 

ユーザー様と当店では。

唯一違うのは経験からくる瞬時の判断と対応力。

これは知識と経験からくるものなので、
お客様はその手前までで十分。

それ以降は、定期洗車でこちらでフォローしますのでご安心ください。




今後も皆様に事実と理屈に裏付けられた有益な情報をお届けしますので
お付き合いください。

 

ではオーナー様、やがて花粉シーズンです。
状況を見て必要なら洗車をご用命ください。

気になることは写真でも結構ですので送ってください。

本日のご来店誠に感謝いたします。

 


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202ブラック専用セラミックコーティング・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

【漆黒を、極める。ソリッドブラック】


 

数あるボディカラーの中で、あえてソリッドブラックを選ばれたオーナー様。

初めてご来店くださった時も色選びを本気で一緒に悩みました。

そして「202を乗ります!施工をお願いします!」とご用命くださいました。

 

同時にソリッドブラックは、美しさと引き換えに、
・洗車傷
・拭き傷
・雨染み
・光のムラ
と、あらゆる欠点が最も顕著に表れてしまうカラーです。

そんな漆のような深い黒を守り抜くためにソリッドブラック専用セラミックコーティング!

 

 

『THE・ブラックセラミック』


 

特殊ナノカーボンを配合した、緻密で高密度な被膜。
一般的なコーティングでは表現しきれない、**黒の「深さ」「濃さ」「奥行き」**を最大限に引き出します。

単にツヤを出すだけではありません。
ブラック特有の”漆黒感”を、より立体的に、より上質に仕上げます。

 

 

再施工なしで、洗車傷を補い、黒光りを維持


 

ソリッドブラックの悩みで最も多いのが、どれだけ気をつけて洗っても避けられない微細な洗車傷ですね。

『THE・ブラックセラミック』は、
ナノカーボンの緻密な被膜が表面を均一に整え、時間と共に気になる洗車による細かな乱れを機械塗りで被膜補充し美しく補修します。

 

そして日頃のオーナー様の適切なお手入れも相まって新車より奥行きのある黒でメンテナンス完了です。

 

これぞ日本の黒202ブラックの美しさです。

 

 

オーナー様、この先も長いお付き合いを・・・

この度のご用命、誠に感謝いたします。

ユーザー様専用新型トップコートの使用検証にもご協力くださり本当に感謝します。

おかげさまで、正式なリリースを開始となりました。

 

では、乗って洗って眺めてご満喫ください🤗

 


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【数ヶ月後の真実】コーティングの「化学的劣化」を防ぐ唯一の方法

「新車だからどこで塗っても同じだろう」 その判断が、数ヶ月後、数年後にお車のコンディションを大きく左右することになります。


 

コーティングの真価は、施工直後の美しさではなく・・・時間が経過した際に「塗装組織をいかに健全に保てているか」・・・という点に集約されます。

マニュアル施工(ディーラー・量販店)と、クラフトワークス・ゼンによる施工。

その間に生じる「物理的・化学的」な決定的な差を解説します。

 

 

1. 新車の個体差:一律の「マニュアル」が通用しない理由


 

新車の塗装面は一見均一に見えますが、製造ラインの微差や輸送環境、保管状況、ロッド、塗装色によって、その表面状態や不純物の付着状況は一台ごとに全く異なります。

プロ不在の施工現場: ディーラーやフランチャイズ店では、熟練した技術者ではなく「作業者」がマニュアルに沿って施工します。個体ごとに異なる塗装の「吸い込み」や「荒れ」を診断できず、一律の工程で進めるため、結果として定着不足やムラが生じるリスクを常に孕んでいます。

当店の個別診断施工: 当店では、塗装のコンディションをナノレベルで把握します。その個体が持つ固有の「特性」を見極め、最適な下地処理を行うことで、初めてコーティング剤が持つ本来の性能を引き出すことが可能になります。

 


2. 分子結合が重要:なぜ安易な施工は「早期剥離」を起こすのか?


 

コーティング被膜が塗装を守り続けるためには、塗装表面に対し、分子レベルでの強固な結合が不可欠です。

汎用型コーティングの限界: 誰でも失敗なく塗れるよう設計された液剤は、揮発成分がほとんどで、肝心の有効成分が塗装組織に深く浸透結合しません。単に表面に・・「乗っている」・・だけの状態では、紫外線や熱による熱収縮に耐えられず、1〜2年で分子結合が破壊され、塗装そのものの白濁やくすみを招きます。

当店の高密度定着法: 専用照明下で徹底的に不純物を除去した塗装面に、機械処理やスプレー施工でベースコートを分子レベルで「アンカー(錨)」のように食定着させます。その上に硬化型(メインコート)を積層させることで、紫外線や熱エネルギーに対しても極めて高い耐性を持つ「硬質な保護層」を形成します。

 

 

 

 

3. 無機・有機汚れの固着:簡易被膜が抱える「よくあるトラブル」


 

「コーティング=汚れにくい」という認識には、科学的な落とし穴があります。

イオン結合による固着: 一般的なシリカ系(ガラス)被膜は、雨水に含まれるミネラル分(無機汚れ)と化学的に結びつきやすい(イオン結合)性質を持っています。これが、洗車では落ちない「スケール(水垢)」の正体です。プロのいない環境では、この汚れを「削る」ことでしか対応できず、施工のたびに被膜を削り取ることになります。
同時に酸性雨に含まれる排気ガスなどの劣化した有機物の侵食も受けやすくコーティングもろとも塗装が劣化します。

当店の汚れへのアプローチ: 私たちは水との馴染みを緻密にコントロールし、雨に含まれる汚れが塗装組織と結合するのを防ぐ設計を施しています。付着した汚染物質を「化学的に分解」して除去できるよう計算されているため、被膜を傷めることなく、常にクリーンな状態にリセットすることが可能です。

 

 

 

4. 表面平滑性と摩擦係数:洗車傷による物理ダメージ


 

最も残酷な劣化は、良かれと思って行う「洗車」のたびに蓄積されています。

 

低密度な被膜の脆弱性: 下地処理が甘いまま施工された被膜は、表面が微視的に見て凹凸(粒状性)のままです。これが摩擦抵抗となり、洗車クロスの繊維が引っかかることで数百万本の「微細な傷」を作ります。これが光を乱反射させ、数年後の「艶消え」の原因となります。

 

極限の平滑化: 徹底的な研磨工程により、表面を分子レベルでフラットに整えます。摩擦係数を極限まで低減させることで、物理的な接触ダメージを最小限に抑制。滑りが良いため汚れが固着せず、最小限の力で汚れが落ちる環境を作り出します。

 

 

 

 

5. 絶対知るべき正しい情報:施工後の情報がその後を大きく左右する


 

コーティングは手段であり目的ではありません。

ユーザー様が求める目的は常に美しい愛車で過ごす事です。

しかしその為には、「絶対知るべき正しい情報」がありそれらは、専門性が非常に高く、経験と実績を兼ねた専門家の分野となります。

残念ながらディーラーやフランチャイズ店にはそのような専門家が存在しないので、有効な情報はユーザーには一切届かない事実があります。

 

 

 

結論:コーティングは「液剤の価格やグレード」ではなく「全ての工程の正解」を買うもの!


新車時の塗装面の不純物をどこまで抜き去るか。仕上がり精度をどこまで一定に保つか。施工後の個別対応の柔軟性と共に付着した汚れをどう科学的に分解するか。

これら全ての論理が揃って初めて、コーティングは「資産を守る盾」としての真価を発揮します。クラフトワークス・ゼンが提供するのは、単なる作業ではありません。5年後、10年後も「この車を選んでよかった」と心から思えるための、科学的裏付けのある資産管理です。

 

塗装の状態に合わせた最適な維持プランをご提案させていただきます。専門店ならではの深い知見に基づいたアドバイスを、ぜひご体験ください。

 

塗装の診断やサフターケアのご相談もお気軽に。


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『良かれと思って始めた「泡洗車」が、愛車を傷つけているかもしれません!』

「愛車のために、もっと良い洗車をしてあげたい」 「SNSやネットで流行っている泡洗車に憧れた」そう思って、モコモコの泡に包まれた洗車スタイルに辿り着いた方も多いのではないでしょうか。

 

SNSや動画で見かけるあの光景。確かにプロっぽくて、汚れがごっそり落ちそうな安心感がありますよね。

 

でも、日々徳島で愛車と向き合う私たち「クラフトワークスZEN」の答えは、少し違います。

 

「泡で汚れを隠していませんか?」


 

私たちが「泡だらけの洗車」をお勧めしない理由。それは、「汚れが見えなくなってしまうから」です。

想像してみてください。泡の下に、小さな砂利や硬い汚れが残っていたら・・・ 見えないままスポンジを滑らせるその行為は、洗車ではなく「ヤスリがけ」になってしまいます。

私たちが大切にしているのは、派手な演出よりも「洗車の見える化」

何が付着しているかを常に把握しながら、最小限の摩擦で洗う。これが、5年後も新車の輝きを保つための「リアルな現場」の知恵です。

 

 

1. 洗浄の8割は「洗う前」に決まる


洗車の手始めは、まず全体の汚れ具合を冷静に確認することから始まります。

いきなりスポンジでこすることはありません。まずは「温水純水」による高圧洗浄で、表面だけでなく、モールやバンパー、ドアの開口部に入り込んだ「砂利汚れ」を徹底的に叩き出します。

当店のセラミックシールド・MAXなら一瞬で汚れは剥がれ落ちます。(ご自宅ではホースの水圧だけでも同じぐらい落ちますし、私も自宅ではホースの水圧だけで洗っています)

ここを丁寧に行うだけで、汚れの約8割は除去できます。 この段階で砂利を排除しておくことが、のちの洗車傷を防ぐ決定的な差になります。

 

⭐️高圧洗浄中

 

 

2. 「見える化」した状態でのシャンプー洗車


世間では「泡だらけ」がプロっぽく見えますが、私たちの現場では、泡は摩擦を減らす最小限の量に抑えます。

例えば、これをモコモコの泡が覆い隠すとこの後の洗車で傷つきます!

 

洗車で一番重要なポイントは「洗浄面がしっかり見えること(見える化)」です。 泡で汚れを隠してしまっては、どこに何が付着しているか把握できません。

 

そしてより効率よく効果的に洗うために・・・

⚪︎機能性を突き詰めたシャンプー:高い潤滑性と脱脂力を持ちながら、素早く残留せず洗い流せるものを使用。

⚪︎道具の使い分け: 専用スポンジに加え、細部には「刷毛(ハケ)」を使い、開口部まで素早く丁寧に洗います。

⚪︎最適化: 汚れの性質に合わせ、最適なケミカル洗浄剤を投入し、汚れを根こそぎ洗い流します。

 

⭐️シャンプー洗浄中

 

 

3. エアーブローは「最後の洗浄」である


しっかり濯いだ後のエアーブロー。これは単に水を飛ばすだけの作業ではありません。

 

実は、エアーブローには「隙間に残留した汚れを叩き出す」という重要な目的があります。 どれだけ丁寧に洗っても、隙間の奥には水と共に汚れが残っているもの。それを吹き飛ばすことで、拭き取り時の「不用意な引きずり傷」をゼロに近づけます。

 

こんな感じで知らぬ垂れ落ちてくるケースがあります。

ご自宅では再度濯ぎましょう。

 

5年後の愛車のために、正しい選択と情報を!

 

今回のミドルクラスSUVの洗車時間は、約75分。 (撮影をしていなければ、もっと短縮できるほど無駄のない工程です)

 

洗車に「絶対的な唯一の正解」はありませんが、「ここを押さえないと愛車を傷める」という急所は確実に存在します。

 

私たちが提供しているのは、事実に基づいた最も合理的でシンプルな仕組みです。 「泡のパフォーマンス」ではなく「塗装の健康」を第一に考えた、クラフトワークスZENの洗車です。

 

5年後も、それ以上先も 新車のような輝きを維持するために、あなたの洗車スタイルを一度見直してみませんか?

当店施工ユーザー様でご自身で洗車ができるお客様には納車の際に、ご自宅でできる「正しい洗車の方法」を実際のお車を使いレクチャーさせて頂きます。

 

何気に好評です🤗

 

皆様のご参考になれば幸いです。

10年後も綺麗な愛車を作り上げましょう。

 

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レストアコース・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

今や希少な1台となったRX-7(FD -3S)

 

私にとって最高の車で今でもそう思っています。

と申しますの以前私も乗ってまして、エンジンもトータルで3機積み替えて、サイドポート加工やビッグシングルタービンの今思うと散々チューニングして、当然散財もした物です。

今、そのジャンルの車は乗っていませんが、デリカD5もディーゼルながらもサブコン、インテーク、排気系、あれこれいじって楽しんでます。

 

そんなFD-3Sですがオーナー様のご要望で、オールペイントを含むレストアコースで仕上げさせていただきました。

 

忘れてない物ですね・・・どこにどのネジでどう組まれていたかなど、当時を思い出しながら懐かしくもあり、古い相棒を思い作業しました。

 

お預かり時、エンジンもばらついてましたので、添加剤でのインジェクションクリーニング、プラグの適正化、ノーマルエンジンにしては熱量が高く念の為にサーモスタットをチェックしたら開閉不要だったので交換もして、アイドリングもまとまりブーストのツキも改善しました。

 

では、合間で撮った画像を完成までざっくり流します。

 

 

 

完成!

タイヤホイールのセッティングもお任せいただいたので私好みのセレクトで・・・

ホイール・アドバンレーシングRG-4セミグロスブラック

F18インチ/8.5J/+35 235-40

R18インチ/9.5J/+37 255-35

ノーマルフェンダーでスペーサ無しのパツパツツライチです。

今よりローダウン時は爪折加工等が必要ですが、今の車高なら何の干渉もなく不安なく走れます。

コーティングはフラッグシップの「セラミックシールド・MAX」で完全防御!

 

 

 

コンケーブがいい感じです。

 

 

ではオーナー様、この先、この車体の全てのメンテナンスをお任せください。

エンジンもミッションも何もかも把握してますのでご安心ください。

 

では、楽しんで乗って眺めて、洗うのは当店に丸投げで楽しんでくださいね!

オフ会やイベント前には洗いますので遠慮なくご用命ください。

 

この度のご依頼、心より感謝いたします。

 

リセットコース・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

いや〜・・・最近は理屈を綴った内容でしたので現場作業のご紹介・・・

 

リセットコースのお話。

当店のリセットコースには細かな決まりはありません。

新車と異なり既存のお車のコンディションはそれこそ千差万別。

一つのパターンで決めることも出来ませんので完全に個別診断、個別作業です。

 

現在取り組んでいるお車・・・今や超希少な1台でしかも極上コンディション。

とは言いつつもそれ故にちょっとが気になる。

 

という事でエンジンルーム内の左右のサイドメンバーを繋ぐメンバー(フレーム)のサビと汚れが気になって仕方ない。

エンジンルーム眺めてると妙に目についたので修繕作業。

 

錆を落として再塗装。

 

 

ここは半艶のサテン仕上げ。

薄く何度も重ね塗りして他の部位と違和感のない質感に塗ります。

間でヒーターガンで熱乾燥を入れながら進めます。

 

仕上がり!

 

たかがこれだけの作業でも一気に見た目が良くなります。

・・・元画像撮るのを忘れてたのが失敗ですがオーナー様は熟知しているので良しとします。

 

 

ついでにファンベルトも摩耗してたので交換して、インテークを組み戻せば完成。

塗装作業中は吸気系を外してエアフロなどのもカプラーを抜いてたので断線信号を拾ってます。

(途中、車の移動でエンジンかけたので)

最後は故障診断機でリセットしてここの作業は完了。

 

一度バッテリーも充電しないとね。

では地道の他の作業も続行します。

オーナー様、じっくり仕上げますのでお待ちくださいね。

 

 

なぜ「専門店」のコーティングは、5年後の美しさに圧倒的な差が出るのか?

カーコーティングをどこで受けるか選ぶ際、多くの人が「価格」や「ブランド名」で判断してしまいます。しかし、プロの視点から断言できるのは、ディーラーや量販店、全国チェーン店と、私たち「専門店」の間には、「超えられない2つの壁」があるということです。

 

それは、「施工時の環境と磨き」、そして「施工後の圧倒的なアフターケア能力」です。

 

1. 【施工の壁】「見えない環境」で「磨かない」ことのリスク


 

まず知っていただきたいのは、多くのディーラーや量販店には、塗装を正しく整える「環境」そのものが存在しないという事実です。

 

「磨き」なきコーティングの真実:

多くの他店施工は、洗車して液剤を塗るだけです。しかし、塗装表面には新車であっても「曇り」や「微細な傷」が存在します。下地作業としての「磨き処理」を省くことは、汚れた肌に高級なファンデーションを塗るようなもの。本来の輝きは決して引き出せません。しかも専門店以上の価格のコーティングも珍しくはありません。

 

「見えない」場所では仕上がらない:

専門店である当店には、外部の光を遮断した「密閉ブース」と、塗装の欠陥を浮き彫りにする「特殊照明」があります。一般的な蛍光灯の下では見えない傷も、当店の環境では逃しません。「最高の環境で、最高の磨きをかける」。 これが専門店としての最低条件です。

 

 

 

2. 画一化された「マニュアル」では救えない、1台1台異なるコンディション


 

ここからが、専門店をお選びいただく最も重要な理由です。

コーティングは「塗って完成」ではありません。そこから始まる「日常のお手入れ」こそが本番です。

 

普段見ることにない細部まで美しさを突き詰めます。

 

 

 

車のコンディションは、オーナーの数だけ存在する:

新車時は同じ状態でも、納車から1ヶ月経てば、車の状態は千差万別です。「屋根下保管か、青空駐車か」「毎週末洗うのか、月1回か」「徳島の沿岸部か、山間部か」。 マニュアル一辺倒のディーラーやチェーン店では、この「個別の変化」に対応することができません。

 

 

「センスと見極め」によるアフターケア:

専門店のアフターケアは、単なる定期点検ではありません。蓄積された知識と経験、そして塗装の状態を瞬時に判断する「センス」が問われます。

「このシミの原因は何か?」

「今の状態に対して、最適な洗浄方法は?」

「次に起こりうるダメージをどう未然に防ぐか?」

これらはマニュアルには載っていない、専門職ならではの貴重なノウハウです。

 

 

 

3. 「一生モノの美しさ」を支えるパートナーとして


 

ディーラーや量販店での施工は、言わば「売り切り」です。一方で、私たち専門店は、施工後もお客様の「洗車係」であり「主治医」でありたいと考えています。

 

優れたノウハウが、あなたの手間を減らす:

当店のノウハウに基づいた正しいメンテナンスを受ければ、日々の洗車は驚くほど楽になり、美しさは数倍長く持続します。

 

「困ったときに相談できる」価値:

「鳥のフンがついた」「落ちない汚れがある」——そんなとき、すぐに技術者が状態を見極め、最適な処置ができる。この安心感こそが、専門店が選ばれる理由です。

 

 

結論:そのコーティングは「5年後」を見据えていますか?


 

安さや手軽さで選ぶコーティングは、その場しのぎに過ぎません。 「磨き抜かれた下地」と、「経験に裏打ちされたアフターケア」。 この両輪が揃って初めて、愛車は資産としての価値を保ち続けることができます。

 

 

クラフトワークスゼンは、徳島で愛車を大切に想うオーナー様の、一番の理解者であり続けることをお約束します。

 

「塗装劣化の化学」:酸性雨とフリーラジカルが引き起こす塗膜崩壊のプロセス

さて、今回はまあまあ専門的なお話です。

以前私が板金塗装に従事していた頃、塗装の劣化のメカニズムを知る際にまとめていた内容を改めて整理してお伝えします。

 

 

「酸性雨とフリーラジカルの影響!」


車の塗装が酸性雨によって劣化するプロセスは、単なる表面の溶解(エッチング)だけではありません。化学的な視点で見ると、塗膜を構成する高分子ポリマーの繋がりが、酸の作用やフリーラジカルによる連鎖反応によって破壊されていく現象を指します。

では、酸性雨が車に与える影響とそのメカニズムを、専門的な項目に分けて解説します。

 

 

1. 化学的エッチング(初期段階)


酸性雨に含まれる硫酸イオン や硝酸イオンは、水分が蒸発して濃縮されることで強酸性へと変化します。これが塗装の最外層であるクリア層に触れると、加水分解反応が起こります。

⚪︎樹脂の分解:
現代の車に多いウレタン塗装などの安定した結合が、酸によって切断されます。

⚪︎クレーターの形成:
結合が切れた部分は構造的に弱くなり、塗膜が局所的に陥没して「ウォータースポット(エッチング跡)」を形成します。

この状態は多くのユーザーが雨染みと思い、ご自身で洗車の際に「ネット等で購入した酸性ケミカルを使っても落ちない・・・」とお困りでご相談いただくケースですが、これは塗装そのものの劣化なのでケミカルで落とせる状態ではありません。

 

▪️「加水分解反応とは、一言で言うと水が反応に関わることで、一つの物質が2つ以上の物質に分かれる反応のことです。」

 

2. フリーラジカルによる連鎖的劣化


ここからが、目に見えないミクロな劣化の本質です。酸性雨によるダメージは、日光(紫外線)と組み合わさることで加速します。


『自酸化反応のプロセス』

塗膜の分子結合が酸や紫外線によって切断されると、不対電子を持つ不安定な分子であるフリーラジカル が発生します。

⚪︎開始反応:
塗膜成分が紫外線のエネルギーを受け、ラジカルが発生。

⚪︎成長反応:
ラジカルが空気中の酸素と反応し、さらに周囲の正常な分子から水素を引き抜いて、新たなラジカルを生み出します。

⚪︎連鎖の拡大:
この反応がネズミ算式に広がり、塗膜全体の高分子結合が分断されていきます。

 

「フリーラジカルとは・・・化学的に非常に不安定で、他の物質から電子を奪い取ろうとする力が極めて強い分子や原子のことで、通常、分子の中の電子は2個1組で安定していますが、フリーラジカルは電子が1個足りない「不対電子」を持っています。

実は医学の世界でも共通の現象で人の細胞の老化と、ガンの発現や進行のプロセスも同じイメージです。

 

 

この不安定な状態を解消するために、隣にある健康な塗装分子から強引に電子を奪い取ります。 電子を奪われた分子は変質し、さらに別の分子を攻撃し始めるという「酸化の連鎖反応」を引き起こし劣化となります。」

 

『触媒としての酸』

 

通常、この劣化はゆっくり進みますが、酸性雨が存在すると、このラジカル生成を促進する触媒として働き、劣化のスピードを劇的に早めてしまいます。

▪️「触媒とは・・・化学反応の前後でそれ自体は変化せず、反応の速度を変化させる(通常は速める)物質を指します。」

 

 

3. 物理的・視覚的な劣化症状


化学結合が破壊された結果、塗装は以下のような状態に陥ります。

⚪︎チョーキング:
高分子鎖が断裂し、塗料に含まれる顔料が粉末状になって表面に浮き出てくる現象です。手で触ると白い粉がつくのは、結合エネルギーが失われた証拠です。

⚪︎光沢の消失:
表面が分子レベルで凹凸になる(平滑性を失う)ため、光が乱反射し、新車時の輝きが失われます。

⚪︎クラック:
分子鎖の切断により塗膜の柔軟性が失われ、硬く脆くなります。熱膨張や振動に耐えられなくなり、微細な亀裂が入ります。

 

 

「まとめ」


酸性雨とフリーラジカルによる攻撃を防ぐ最も有効な防御策。

⚪︎物理的遮断:
強度と密度の高い硬化型コーティングで、酸性物質が直接クリア層に触れるのを防ぎ、主に劣化の起こりやすい上面を定期的なコーティングの補強を行い防御機能を維持する事です。

いわゆるコーティングで防御し洗車で健康な状態を維持する・・・これが秘訣。

 

最後になりますが、当時、再塗装を行い十分に硬化した塗装が夏の雨と日差しの元、わずか2月ぐらいの間に陥没して、その原因を探る過程で色々な専門書などを読んだり、当時の付き合いのあった塗料メーカー技術開発部の方などからの教えもあり学んだ話でした。

今でこそ、優秀なセラミックコーティングをはじめ対策もありますが、残念ですが絶対大丈夫という確証はありません。

それゆえに、当店が常に発信しているのは、コーティングのスペックを謳うのではなく、現実で必ず発生し対応する必要があることに対して重点的にお伝えしています。

 

早い話が、愛車を綺麗に保つ秘訣は「洗車」なのですね。

そしてコーティングは洗車を最も有利にする現在の塗装保護において最も効果のある製品です。

ただ・・・なんでも良いというわけではないので、コーティング選びの一番重要なポイントはお店選びで決まります!

 

今回は、文章ばかりの難しい内容でしたがお付き合いくださり感謝いたします。

 

雨は「敵」か「味方」か!塗装を壊す酸性雨の正体とは?・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

車を愛する方々にとって、水(雨)は「愛車を汚す悪しきもの」として捉えられがちです。

 

しかし・・・私が目指す進化の形は、**「雨の日に車を晒すと、翌朝には綺麗になっている」**という状態。

 

一見矛盾するように聞こえるこの理想を実現するためには、水と塗装、そして自然界のエネルギーの関係を正しく知る必要があります。

 

1. 塗装を侵食する「雨」の真実


なぜ、ただの水であるはずの雨が、愛車を劣化させるのでしょうか?

実は、現代の雨に含まれる**「石油由来の酸性有機物(排気ガスなど)」**が最大の原因です。

 

無機の成分(ミネラル): 水道水や地下水に含まれる成分は現代の技術で十分コントロール可能ですので脅威ではありません!

有機の成分(石油由来): 雨に含まれる排気ガスなどの酸性物質でこれが問題!

ここで重要なのは、**「車の塗装もまた、石油からできている」**という事実です。

同じ石油由来同士、酸性の有機物質は塗装に悪影響を及ぼしやすく、深く侵食し、取り返しのつかない陥没した劣化を引き起こします。

 

 

 

2. 「撥水させればいい」という考えの盲点


「水を弾いて受け付けなければ、成分の影響も受けないのでは?」 そう考えるのが一般的ですが、現実はそれほど甘くありません。

私たちの頭上には常に、光(可視光線・赤外線・紫外線)と酸素が存在します。

これらは常に物質を酸化させ、分解しようとするエネルギーを持っています。

撥水機能だけに頼ったコーティングは、これらの自然エネルギーによる劣化や、残留した有機物の固着を完全に防ぐことはできないのです。

 

これは以前、当店で行った光で観測できる塗装面に発生したミクロの世界のピンホールや微細な表面の荒れを可視化したテスト中の画像です。

小さな粒々は新車から時間経過とともに徐々に増え、ある程度の後、酸性雨の影響で大きな陥没劣化の要因の一つとなります。

 

▪️点々と見えるのが塗装に発生したピンホール(孔)

▪️線上に見えるのが長細い傷です。

 

 

 

 

3. クラフトワークスZENが定義する「4つの必須スペック」


私たちは、塗装に加わるダメージを「それぞれの要素」に対して別々に考え、対策を講じています。

その答えが、以下の4点です。

 

【プロが構築する強固な基盤】

① 塗装との結合と耐酸性: 塗装と分子レベルで結合し、酸性雨の侵食を物理的に遮断する高スペックな保護層。

② 圧倒的な耐候性: 酸化せず、熱や紫外線のエネルギーによって膜自体が崩壊しない強度。

 

【日常で機能し続ける特性】

③ 水を味方にした防汚性: 水分子を纏うことで雨の日は水の力を借りて汚れを洗い流し有機物の固着を未然に防ぐ特性。

④ 機能の再生プロセス: 汚れが溜まっても、繰り返しのメンテナンスで容易に機能を100%に再生できる簡易性。

 

 

4. 結論:自然の理(ことわり)を身近に知る


水を無理に弾き飛ばすのではなく、水の役割と共に当たり前すぎて忘れてしまう現象の中に、美しさを維持するヒントが隠されています。

その自然の理を知った上でご提供しているのが、当店の**「セラミックシールド」と「リフレクションコート」**の組み合わせです。

この2つの構成は、現段階でこれ以上ない「理想的な正解」であると実車検証をもとに自負しています。

 

 

上質なカーケアを目指す!


コーティングは「塗って終わり」ではなく上質なカーケアの始まりです。

プロが作る強固な土台と、オーナー様のお手入れで維持される機能。

この役割分担ができてこそ、愛車は真の輝きを放ち続けます。

無論お手入れ環境のない方には当店の「丸投げコース」で施工後も万全のアフターケアをご提供していますのでご安心ください。

雨の日が楽しみになる。そんな新しいカーライフを、徳島の地からお届けします。

 

では次回は「酸性雨により塗装が劣化する理由」の具体的なお話をします。



お付き合いくださり感謝いたします。

 


クラフトワークスゼン
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泡だらけの洗車はNG?プロが教える「美観を損なう」意外な落とし穴!

「洗車といえば、車全体をモコモコの泡で包み込むのが正解?」

 

SNSや動画サイトでよく見かけるあの光景。いかにもプロっぽくて、汚れがしっかり落ちそうなイメージがありますよね。

しかし、徳島市のカーコーティング専門店クラフトワークスZENでは、あのような「泡だらけの洗車」は決してお勧めしていません。

 

なぜ、一見丁寧に見える洗車スタイルが危険なのか?

今回は、愛車を長く美しく保つために知っておきたい**「泡洗車の2つのリスク」**について解説します。

 

 

リスク1:その「泡」、本当にすべて洗い流せていますか?


まず疑問に思っていただきたいのが、**「なぜ泡が垂直なボディに張り付いて落ちないのか?」**という点です。

本来、コーティングが効いた塗装面は滑りが良いはず。

そこに留まり続けるということは、洗剤に強い**「ヌメリ」や「粘り」**の成分が含まれているからです。

 

これが実は、後々のトラブルの種になります。

すすぎ残しのリスク・・・テールレンズ、ガーニッシュ、モール、グリルの隙間……。

奥まで入り込んだ粘り気のある泡は、通常のシャワーでは簡単には抜けません。

 

 

「水垢」の正体へと変化 隙間に残った洗浄成分は、乾燥段階でジェル状になり、やがて乾いた後では酸化物へと変化します。

 

ましてや屋外で風や日差しのもとでは洗っている最中にも乾いてきますからね。

そこに砂埃や大気中の汚れが混ざり、粒子状の固着物、いわゆる**「黒ずんだ水垢」**の温床となるのです。

「しっかり濯げば大丈夫」と思うかもしれませんが、複雑な車の構造内部まで完璧に洗い流すのは、プロの設備をもってしても容易なことではありません。

 

 

リスク2:泡の下に隠れた「天然のヤスリ」が見えていますか?


派手な泡洗車の最大の欠点は、**「洗浄面の状況が全く見えなくなること」**です。

車には水を排出するための「ウォーターライン」がありますが、そこには必ずといっていいほど砂利や泥、PM2.5、花粉などが溜まっています。

🥶ドアヒンジやサイドステップの隙間

🥶給油口の内部

🥶モールやドアミラーの隙間

🥶カウルトップ(ワイパー付近)

🥶グリルやガーニッシュ、バンバープレートの背面、他多々・・・

 

「車のドアヒンジ・開口部に堆積した黄砂混じりの頑固な汚れ。塗装の腐食や固着の原因となる危険な汚れを、プロのディテーリング技術で細部まで徹底洗浄する前の様子。」

 

これらは、泡にまみれた状態では完全に隠れてしまいます。

 

もし、泡の下に硬い砂利が残っていたらどうなるでしょうか?

見えないままスポンジを走らせるその行為は、洗車ではなく**「ヤスリがけ」**をしているのと同じです。

 

 

洗車において最も重要なのは、

「洗浄面がしっかり見えていること」


 

何が付着しているかを把握しながら、摩擦を最小限に抑えて洗うのが鉄則です。

プロが辿り着いた「理想のカーシャンプー」とは?

「じゃあ、泡がない水洗いの方がいいの?」と思われるかもしれませんが、それもまた危険です。

水だけでは潤滑性と洗浄力が足りず、摩擦抵抗で傷を作ってしまいます。

私たちが理想とするのは、一見すると地味ですが、非常に理にかなった洗車スタイルです。

 

当店でご提供するクリアーシャンプー




1、サラサラしているのに、驚くほど滑る・・・粘りやヌメリがないため、隙間に入り込んでもサッと水で流れ落ちます。

2、摩擦を極限まで減らす・・・「滑り性」 泡のクッションではなく、液剤自体の潤滑力でスポンジの抵抗を無くします。

3、汚れを浮かせる確かな「洗浄力」 ・・・無駄に泡立たなくても、汚れの成分に的確にアプローチします。

「濯ぎが素早く、残留物がない」 この当たり前のようなことが、数年後の車の美しさに決定的な差をつけます。

クラフトワークスゼンのお届けする理想のカーシャンプー

徳島で愛車を美しく保ちたい方へ


派手なパフォーマンスとしての洗車ではなく、「塗装の健康」を第一に考えた洗車。

クラフトワークスZENでは、こうした「根拠に乏しいプロっぽい洗車」ではなく「理屈の整った洗車」を何よりも大切にしています。

せっかくのコーティングを台無しにしないために。 そして、いつまでも新車のような輝きを維持するために、 あなたの洗車、この機会に見直してみませんか?

 

皆様の参考ににしていただけると幸いです🤗

 

 

【施工事例】マツダRX-7(FD3S):魂を宿し直す、究極のリフレッシュへの道

今回は、当店でも特別な一台、**マツダRX-7(FD3S)**のリフレッシュ作業の様子をご紹介します。

オーナー様が中古車として手に入れられた際から、ずっと温めてこられた「愛車を蘇らせたい」という想いに、私たちが全力でお応えしています。

1. 塗装の状態と直面した課題


ご相談いただいた当初、お車の状態は決して良好とは言えませんでした。
鮮やかなはずのイエロー塗装は、長年の月日による退色やクリア剥がれが著しく、以前のオーナー様が行ったと思われるオールペイントの跡も散見されました。

特に気になったのは、細部の仕上がり状態です。

部品を外さずマスキングだけで塗装されていたため、本来は色が付いてはいけないゴムパーツ類にまで塗料が及んでおり、そこから塗装が剥がれ始めている状態でした。

これがあちこちにあってね・・・🥶

「本当の美しさを取り戻したい」 そんなオーナー様の切実な願いを受け、ご紹介を通じて当店にご依頼いただくこととなりました。

2. 徹底した「分解」と「清掃」からのスタート


私たちの作業は、まず**「バラせるものはすべて外す」**ことから始まります。
隅々まで清掃を行い、不用意に色が乗ってしまったゴムパーツも一つひとつ丁寧にクリーニングを施します。

劣化が進み、交換が必要な備品はすべて新品へと手配を進めますが、ここで直面するのが**「生産廃止」**という壁です。

FD3Sほどの名車であっても、手に入らない部品は少なくありません。

在庫がないものに関しては、現物を修復(リペア)し、再使用できるよう息を吹き込んでいきます。

 

3. オーナー様のこだわりを形に:スムージング加工


今回はリフレッシュだけでなく、オーナー様のご要望に合わせたカスタマイズも並行して行っています。

⭐️リヤワイパーの撤去

⭐️ラジオアンテナの取り外し

⭐️どういう訳かドリルで開けられた不用意な穴

⭐️リヤガラスのウオッシャーノズルの穴埋め

 

穴埋めした箇所の下地塗装を施した状態です。

 

これらは単に外すだけでなく、空いた穴を**鉄板を追加して埋める(スムージング)**など、ボディのラインをより美しく見せるための加工を施しました。

4. 職人の手仕事が生む、妥協なき下地作り


ボディの錆の補修はもちろん、以前の板金修理で生じていたパテの歪みなども、すべて人の手で丹念に修正していきます。

機械では決して出せない繊細なラインを整える作業は、膨大な時間と根気を要します。

しかし、**「最高の仕上がり」**というゴールを明確にイメージし、お車の状態に合わせて臨機応変に、一歩ずつ進めてまいりました。

次回のご紹介をお楽しみに

一台の車と真摯に向き合い、そのポテンシャルを最大限に引き出す。

現在はまだ作業の途中ではありますが、着実にFD3Sが本来持つ輝き、あるいはそれ以上の美しさを取り戻しつつあります。

 

この魂を込めた作業がどのような結末を迎えるのか……。

完成した姿は、また別の機会にたっぷりとご紹介させていただきます。どうぞ楽しみにお待ちください。