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いきなりの本体完成。
お預かり時のコンディションから言えば見違える仕上がりです。素材その物の劣化が進んだ箇所はどうしようもありませんが、あくまでも新品と比べて・・・と言う感じで仕上げております。
さて、当店でよく言っているケミカル・・・これは何を指すのかと言えば、洗車時に使用する洗浄剤です。幅広く言えばシャンプーやコーティング剤もケミカルです。
ケミカルは研磨の前やコーティング前の「下処理」には無くてはならない物です。
何でそこまでケミカルにこだわるのか?・・・どうせ磨いたり研磨するのだから・・・的な考えも未だにありますが、その様な作業では結果は雑な仕上がりです。
ケミカルにはボディーの様々な汚れや付着物を一気に取り除くマルチ洗浄剤はありません。特性の異なる汚れに対して、これにはコレ的な役割があり、ケミカルを知るには「汚れと素材の関係」を知り、「こうすれば失敗する」・・・をどれだけ理解してるかで使いこなしが変わります。
意外かもしれませんが、プロの仕事とは、失敗=リスクを如何にゼロに出来るかが重要で、一度傷んだ素材は時に復元しません。プロの知識は失敗を避ける知識なので、基本を知り応用を学ぶのです。
事実、ネットでプロ用と称して販売される多くの製品はプロ用ではない。そもそもプロ用は一般流通しませんので・・・。
何でもすぐに研摩するのは良くありません。ましてや汚れが残ったまま研磨やコーティングも最悪です。
常に言っておりますが洗車は全ての基本・・・研磨は最終手段。
コーティング以降のメンテナンスでもケミカル洗浄は効果を発揮します。それでも物理的にどうしようもない傷や、ケミカルでは歯が立たない状態で初めて研磨理論の効果が生まれます。
コーティングメンテナンスの基本は?
①ケミカル洗浄(クレンジング)
②クリーニングポリッシュ(研磨剤を使用しない機械処理)
③研磨コーティング補充
となり、全ての作業で最も摩擦を受けるトップコートの再補充は行います。
いずれもメンテナンス時のコンディションとお客様の御希望によりベストプランをご提案します。
ん~後はバンパーのみ!
では、素敵な休日をお楽しみ下さい。