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毎度の黒・・・アウディーS3スポーツバック。
輸入物ですのでイレギュラーな―傷も・・・ってか多すぎない?
ココはいつもの調子だけどこれは挑戦的だ!
他もこんな感じで・・・気合入るね。
モデル末期なのである意味仕方ないかな?現行モデルが好きな方は逆に今が御買い時かも。相変わらず人気のA3シリーズももうすぐマイナーチェンジします。
現行モデルではアウディースポーツ・・・いわゆるRSシリーズにセダンが無いのですが、マイチェン後はセダンになるのでそれもまた楽しみ。
そんなこんなですが問題なく研磨終了。
研磨後はどうしても粉が出ます。
これで良い・・・と言うかこれが正解。
研磨剤の水分が飛んで完全な粉に変換されるまで磨ききる・・・そこでリアルで無垢な艶と素の塗装状態が生まれる・・・でも無駄に塗装は削らない。
研摩の大原則です!
この後、コーティング工程に移行するのですが、ここで重要なのが脱脂洗浄。
当店が研摩に使用する研磨剤は水性研磨剤にて油分は含みませんが、研磨剤に含まれる成分の残留は事実として存在します。
水性研磨剤・・・油分を含まないので脱脂不要・・・これは石油系溶剤を使用しなくても水で残流成分が洗い流せると言うだけで、洗浄を行わずいきなりのコーティングは御法度です。
脱脂は重要ですが脱脂を行う上で、脱脂力の高いシリコンオフと言う石油系脱脂溶剤により、塗装が溶けたり軟化したり白濁したりなどのやばい塗装もあります。
そう言った経緯から、研磨後に攻撃性の少ないアルコール系脱脂剤を使用して、脱脂終了とする例も見られますが、残念ながらそれでは脱脂は出来ません。
油の付いたお皿をアルコールを含んだキッチンペーパーなどで拭いた程度ではベタベタでしょ。
洗剤と水でしっかり洗いますね。
コーティング前も要領は同じです。研磨剤に油分こそありませんが、研磨後の残留や粉、作業中の埃等も合わせ、全部洗い流します。脱脂密着方法はいくつかありますが、広範囲の研磨後なら洗車したほうが綺麗に仕上がるし後が楽。
しかしその洗浄に使う水にも不純物が含まれ、折角仕上げた塗装面に張り付きます。
なので不純物をろ過した水・・・いわゆる「純水」が必要なのですね。
ちなみに、粉が出ない研磨もあるようですが、粉が出ないと言う事は何かを張り付けただけとなります。
塗装面⇒怪しい何か⇒コーティング・・・これはNG。
塗装とコーティングは密着していません。
密着はコーティングの要です。
この工程が曖昧なら、作業工程の簡略化と傷等の誤魔化しは出来ても良い作業とは言えません。
後から色々出てきますよ~。
作業工程には全てにおいて正しい理屈があるのです。
さて明日はコーティング工程です。
では皆様、明日もお付き合いください。