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よくよく考えれば、今までこの作業ご紹介してなかったね・・・。
では早速。
施工車両は新車トヨタ86。
本体コーティング施工と、ガラス全面撥水加工の御依頼です。
国産スポーツカー不毛の時代にひたすら頑張ってるモデル。それゆけ86。
この手の話してたら長くなるので止めときます。(笑)
さて、作業の手始めはガラス洗浄。
弾いてますな・・・。
通常、一般的なガラスは水を一切弾かない完全な親水です。
ガラスは製造上の理由から親水性の水酸基等を含み、その影響で親水性の特性となります。
ガラスの親水を物理的に説明すると日が暮れますので、かいつまんで言えば、水がかかった状態でも水滴の球を作らず水の膜が広がる状態を指します。
本来ならね・・・。
ところが車のガラスは、製造からお客様の手元に届くまで、それなりの時間を要し、その間に大気中の油分や作業中の油分、搬送中の汚れ等々、要するに油膜で弾く訳です。
作業開始。
水系・・・と言うかある処理を施した水・・・このケミカルで下洗い・・・これで基本の油分分離。
画像を取り忘れましたが、初期洗浄後、機械処理でガラスの親和性と会いまみえて結合しているイオン物質等々をケミカル処理剤と物理的な摩擦により分離除去していきます・・・完全な脱脂と兼てね・・・。
ここで水道水では、たちまち綺麗になったガラスにイオン化合物(水分中に含まれる電解質)が、一瞬でガラスに結合しますので、ろ過した綺麗な水・・・いわゆる「純水」で洗い流します。
この時点で弾かなくなりました。
初めの状態。
清潔なクロスとエアーブローで完全に水分を乾燥させます。
ココからは塗り込み作業・・・コート剤をまんべんなく透明になるまで塗り込みます。
暫く乾燥させもう一周同じように塗り込みます。
その後余剰分を拭き取り完了です。
余った材料で・・・ついでにアイパッド・・・。
さて、86はガラス撥水加工の乾燥を兼ねて一旦待機。
その間に、別のお車の洗浄を行います。
本体施工は2日後からです。