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ポリッシング・・・研磨
最上級の仕上がりと光沢を作り出すためには塗装研磨は非常に重要な工程です。
同時に新車時にも存在する小傷を取り除く際にも、既に劣化した塗装面を美しく蘇らせる際にも研磨は行わなくてはなりません。
しかし、自動車塗装の厚みは非常に薄く、時に研磨は塗装を薄く脆くさせてしまいます。
にも拘らず・・・。
未だにプロ施行店でも多く行われる研磨は、塗装のダメージに応じて「研磨力の最も高い機材と、最も目の粗い研磨剤」で研磨を始めます。
その作業では、初めからダメージの深い傷を削る為、元々の傷は削られて無くなっても、研磨で発生した研磨傷が多く残ります。
意外な事に、この傷は深く塗装をえぐり込んだ物もあり、その次の工程で、研磨傷を無くすための研磨を傷が無くなるまで段階的に削り込んでいきます。
当然、初めの傷の深さ以上に塗装は削られる為、本来必要のない研磨量となり、その際に失われた塗装は2度と戻る事はありません。
当店で行う研磨とは・・・。
耐久性と仕上がりの美しさをを両立させるためには、ダメージの浅い傷から順に薄く繊細に研磨を行い、深い傷は塗装強度との兼ね合いを考慮し、無駄に削るのではなく、傷を見えにくく処理し、消せる傷は全て消し、塗装耐久性を損ないかねない深い傷は、あえて残す事も重要なのです。
正し・・・プロの作業ではその様な深い傷も、通常の自然光や日常使用では気にもならない(見えない)レベルとなります。
意外と思われるかもしれませんが、塗装の見た目を悪くするのは、深い傷よりも大量に発生した細く浅い傷と、汚れにより発生した染みや表面の曇りや濁りなのです。
新車塗装にしかない硬質な表面・・・。
新車時の塗装には自動車メーカーで塗られた非常に耐久性の高い塗装が施され、特に表面には硬く密度の高い層が形成され、日常使用の屋外保管でも平均10年は剥がれることなく持続します。
所が、傷があるからとむやみに塗装を削ると、本来塗装耐久性に必要な表面の強度は研磨により失われ、一時的に綺麗になっても、より痛みやすく耐久性の無い塗装に変化します。
それらを踏まえ、塗装強度を低下させる事なく薄く精密な研磨により塗装をより美しく輝かせます。
車体コンディションを見極めるための専用ルーム。
また、その様な作業では、自然光の入らない密閉された作業ルームと、塗装状態や仕上がり性を正確に見極めることが出来る十分なスペースと、作業に特化した照度の高い専用照明を完備し、研磨傷の無い艶やかかつワンランク上の仕上がりをご提供いたします。
傷や現状の塗装劣化状態、使用環境、今後の維持の仕方など、トータルバランスの最も高い作業を行い「お客様の御希望」に寄り添った仕上げを行います。
専門店ならではの知識や技術でワンランク上の仕上がりをお約束します。