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さて、ご紹介が出来ていませんが、なんだかんだと連日プロテクションフィルムを貼っています。
更に言うと最近はプレカット施工(車種ごとの形状データを基にカッティング機材で切り出し施工)ではなく、カバーカット(データの無い車種や部位に個別対応で施工)が多い・・・
メジャー車種なのでデーターもありそうなものですが、コロナ過においてメーカーサイドの型取りも進んでおらず、こればかりはやむなしです・・・。
ではプレカットとカバーカットの最大の違いは、カットラインの綺麗さです。
機械で切り出すラインは歪みもなく綺麗なので適切に施工出来れば(適切が難しいのですけどね)それで仕上がりです。
かたやカバーカットはヘッドライトより一回り大きなフィルムをあてがい、貼り付けた後、余分な部分をカットする技法です。
カットの秘訣が写り込んでいたのでトリミング・・・
カバーカットの最重要ポイントは3つ。
その①・・・ヘッドライトの形状に従いフィルムを引っ張りながら巻き込んでいくストレッチ率とストレッチ部位の見極め。
その②・・・フィルムをカットする際、フィルムを通り越して塗装面やレンズ面にナイフの刃を当てることなくフィルム断面の半分を切りる「ハーフカット」と言う特殊な技術。
ちなみにこのフィルムの厚みは150ミクロン・・・で、その半分の70ミクロン前後をまで切り込みを入れ、後は裂くように引っ張れば綺麗に切り出せます。(カッティング機材で切り出す際、機械の刃が切り込む深さもハーフカットです)
その③・・・カットラインの正確さや美しさ。
この技術は何度も繰り返し練習するのみで、昨日今日で出来る物ではありません。
何事も物になるには時間と根気がいるのですね・・・。
手仕事においては近道はありませんね・・・。
不思議なものでオデッセイの次もオデッセイ・・・(笑)
作業の効率化の為、バンパー等は取り外しました。幸いレーダーは車体側にあるのでエイミングも必要なしです。
先端に突起あり・・・最近こんなデザイン多し!
無事完成です。
逆ぞりと曲面とライン際の溝がある複合難易度ポイント・・・(汗)
良い具合に貼ってる感無しの仕上りです。
ご覧頂いてる皆様、劣化してからでは高くつきます。
そうなる前に御依頼ください。