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さて、今回ご紹介はミニ。
常連様のお車のお乗り換えで中古車のお預かりです。
全体的なコンディションは良く、ヘッドライトも幸いな事にある程度の劣化はありましたが、許容範囲でフィルム施工も今なら貼れると言った状態でした。
施工はカバーカットと言う施工法。
事前にヘッドライトの形にくりぬいたフィルムを貼る施工法(プレカット施工)ではなく、貼ってから余分なフィルムを切り取り仕上げる専門技法です。
ヘッドライトの形状や状態により施工方法を使い分けています。
只今フィルムの定着までの間をマスキングテープで固定して乾燥中です。
今回は多少劣化している状態からの施工が可能でしたが、これは車種や状態によるので、全てのお車に当てはまりません。
劣化による1ミリにも満たない微細なひび割れがありレンズの透明度も悪いですね。
フィルムを貼った後も微妙にひび割れは見えますが、透明度や滑らかさはフィルムの効果で随分と改善しました。ぱっと見なら新品ですね。
今回は施工出来ましたが、原則、傷んでいる場合のフィルム施工は出来ないケースが多くなります。
特に国産車は駄目です(涙)
更には一見すると新車同様に見えるヘッドライトも実は表面のハードコートが剥がれ始める寸前のお車もあります。
特に国産車は新車から2年以内の施工が重要です。
実はヘッドライの表面は、時間と共に劣化しており、新車から2年以降はハードコートが剥がれるカウントダウンが加速しています。
と言うのも、ハードコートはあくまでもヘッドライトレンズ面を覆う塗装なので、ハードコートが剥がれ始めた場合、フィルムを貼ってもハードコート自体が剥がれかけているのでフィルムを貼ってもフォルム事剥がれるケースが多くみられます。
3年目を迎えるころには見た目と裏腹に、何時剥がれ始めてもおかしくない状態なので、フィルム施工の際の位置合わせや貼り直しなどの調整の際、フィルムと一緒にハードコートが剥がれるケースがあります。
さらには既にヘッドライト表面が荒れ始めているのでフィルムの定着も弱く、貼ったのちにフィルム浮きなどのトラブルとなります。
新車以外の場合先ずは状態を確認してからの施工判断ですので、ヘッドライトプロテクションフィルムをご希望の方は、状態が良いうちにご相談ください。
既に傷んでいる場合、「ヘッドライトリペア」により可能な限り新品レベルまで復元したのちにフィルムを貼りますので先ずは状態をお見せください。
さて、ミニはこの先の劣化も進行しませんので、ご安心ください。
この度のご依頼、誠に感謝申し上げます。