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先日のデリカの音質改善・・・其の2!
その時点では出来たつもりでしたが、
音疲れした耳がリセットされると・・・
やはりと言うべきか当然と言うべきか
しっくり来なかった点が耳につく。
と言うことで改善策。
何事も試行錯誤です・・・そして自己満足です。
改善点はスピーカー交換で解像度が上がった音像の
モッサリした部分を改善しましょう!
デトニング開始。
ドア内ばりを外すと出てくるビニールのインシュレーターを除去し
ブチルシール(チューインガムみたいなねちゃっとした乾かないシーリング材)
を地道に除去。
先ずはスクレイパーで大まかにこそげ取る。

これがマジで面倒・・・これを付けたままでは作業性も悪く仕上がりも悪い。
当店では何かと非常に出番の多い除去用のケミカル剤。
ご自身でもできる作業ですがこの除去に一般の方は相当手間取るでしょう。


スッキリ!

デトニングシート施工前の脱脂は必須。
先の除去剤と異なるアルコール系脱脂剤を使用。

ドア内部の外板パネルの内側の質量を上げて胴鳴りと共振を抑制。
ランダムなサイズに切ってパネルを叩いて響く箇所を探りながら
振動が抑えられるように貼り付けます。

粘着面をヒーターで炙り接着力を高めます。

スピーカーの開口部には集音材を貼ります。
スピーカー背後から出る音圧をこれが吸収しスピーカー背後から広がる
音像をボケさせる成分を吸収させます。


デトニングにより鉄板の共振やビビリを抑え、集音材でスピーカーから溢れた余分な音を減らすことで、スピーカーの音像が明瞭にクッキリします。
そしてドアパネル内板のサービスホールもデトニングシートで塞ぎます。

貼り付ける際は圧着ローラーでシート接着面をを潰しながらしっかり密着させます。

配線を止めるためのクリップ穴をくり抜きます。

完了。

テストで鳴らしてみると音がボヤつかず低音が引き締まり
音の輪郭が整います。
ついでに他の電子部品を取り付け中。

出てくる音がまとまったので再度音作りの設定。
Bluetoothの圧縮音源などで失われた音の情報を補う方向の音質補正機能を
利用して開始。
いきなりイコライザーはいじりません。最後です。
先ずはタイムアライメントの見直し。
前後左右に高さもバラバラのスピーカーから出てくる
音の定位を定めます。

カーオーディオが難しいとされる理由の一つががまさにこれ!
音作りの良い楽曲を基準で音場を作ります。
早い話、それぞれの音がキチンと鳴っているアンサンブルです。
ヨルシカの「アルジャーノン」を基準曲にして進めます。
音場をダッシュボードのセンターから出すと言うよりも
ボーカルや他の楽器の各アンサンブルの左右のパワーのばらつきを
音像が明瞭になる位置に持ってくる作業。
自然で芯の整った音がセンターにまとまる。
クラッシックを鳴らすと今のシステムでは難しさ全開で
私の領域ではないので、あくまでもバンドサウンドを
気持ちよく聞くための設定。
次はクロスオーバー調整中。
音を聞きながら探ります。
基本的なセオリーはあります。
スピーカーの個性もよくわかります。
でも変に周波数カットすると好みとして旨みのある倍音も消える。
なので自然な音って本当に難しい。

この手順で各スピーカーの受け持つ周波数帯を調整します。
例えば高域が得意なサイズの小さなツイーターに不得意な
低音をドンと流し込むとスピーカーに負担がかかり最悪は壊れます。
その為にツイーターにはコンデンサー等の高音域のみを
通すハイパスフィルターが重要なのです。
スピーカーに流す周波数を役割分担をするのがネットワークで
それぞれのスピーカの周波数の混じり合うポイントがクロスオーバー設定。
どのスピーカーにどこまでの周波数を鳴らせるか決める作業です。
タイムアライメントとクロスオーバーって面白くて
無茶な設定にすると音の位相が破綻してヘンテコな響きになる。
不自然というか、音の定位が掴めずとっ散らかった音場になる。
聞けばわかるのですが言葉ではむずいですね。
と言う事でタイムアライメント、クロスオーバーが音像の土台。
あとは好みの音にするためのイコライジングを行います。
足りない音域を持ち上げて、不要な音域を減らすことで音を作ります。
ヨルシカ基準から始めて
エコラッピンの「色彩のブース」この2曲でバランスを調整。
同じ女性ボーカルですが声の周波数帯が違います。
ヨルシカで抜けを重視するとエコラッピンが耳に刺さる音になる。
この対照的な声がまとまると、アイナジエンドや椎名林檎も痛くなくなりますね。
フロントスピーカーの波形。

リヤスピーカーの波形。

サブウーファーの波形。

本当はイコライザーのカーブはフラットに近い方がより自然な音になります。
でも音が破綻しない範囲で好みの音にすれば良いと思います。
イコライジングすると周波数帯の波形が変わります。
同時に音場のステージングの位置も変わるので再調整。
クロスオーバーも再調整。
ここがまさに好みの音の微調整で迷宮を彷徨う場合もある。
なので音の出口のスピーカのキャラがとても重要なのですね。
改めてオーディオ専門の職人は凄い!
でっ、色々配線を外した状態でイグニッションONにしたりアレコレしたので
念の為に診断機を使い故障信号の有無をチェック。
案の定・・・

電装部品を取り付けの際にエアコンの配線を外していたので
断線信号が発生していますね。

他、運転席のパワーウインドウ関連。
車両のネットワーク上で、ドアスイッチ系からの信号をECUが受信できないという
通信系エラーです。

全部リセット。


再度エアコン電源を入れ入力信号を確認。
問題なし!

趣味ですが、この状態は趣味の領域ではないですね(笑)
肝心な音は・・・十分良い音は出てます・・・ステージングも
音源次第ですが十分理想の音像が出てます・・・が・・・
今回つけたスピーカーは元気でパワフル。
低音の締まりと17センチでも十分なパワーと音の分離感も良い。
ロックな音。
勉強になりました。
スピーカーの音のメーカー考証の特徴は嘘じゃなかったわけです。
ホームオーディオと異なりノイズと反響だらけの車環境で
埋もれがちな低域も抜けてくる音作りは流石パイオニア。
でも私の求めるのは芳醇な中域と艶のある高域。
厚みのある低音ではなく・・・
「重くもなく軽くもなく密度が高い」
「明るいけれどシャラシャラしない」
「中域に芯の塊感がある」
「音の角が痛くない」
「ギターがジャリンっと気持ちいい」
「スネアのアタックだけでなくスプリングや残響も聞こえる」
「低音はボンボンではなくドゥンドゥン」
「元気なロック的な音より、しっとりした芳醇」
という音像。
スピーカーが悪いのではなく好みが別にあったと言うことです。
しばらく鳴らしてエイジングが終わったら、今回のスピーカーは
純正のままのリヤスピーカーと交換し、
ツイーターは奥さんの車につけます。
でっ、本命のスピーカーが明確に見えました。
良い勉強になりました。
ステップアップです。
本命スピーカーが満足できる音なら幸いです。
タイヤとホイール・・・

合わせてみた。
前期型に付けているホイールですがこれはこれでありかな。

少しミリタリーテイストが強いので、もっとラリーカーをイメージした
ホイールがあるので到着したら取り付けます。
ラリーのグラベル競技の定番で決めます。
ではまたの機会に!
