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ミニその後・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

深い傷と共に塗装の硬化が進みクラックも部分的に発生しているミニ。

オールドカーならではの症状で、完全を目指すならオールペイントです。

 

しかし・・・今日の今日まで全パネルオリジナル塗装のままなので、行けるまでこの塗装で行きたいよね!

オーナー様も私も気持ちは同じ!

 

日頃は塗装状態と照らし合わせても、塗装強度に無理のない範囲で可能な限り傷を研磨処理しますが、この車は傷がなくなれば塗装もなくなりますので、傷と艶のバランスの両立で仕上げております。

 

とはいえ・・・あくまでも当店の照明環境ですので、通常の光なら傷以上に艶が勝ります。

 

 

もう少し磨いたらこの傷も無くなるけど・・・


 

 

目的は傷を無くす事ではなく、ワックスで誤魔化し続けた状態ではなく、塗装本来の艶を蘇らせて欲しいとのオーダーです。

ワックスが切れるとこんな感じで傷と白ボケのオンパレード。

 

最も大切なのは今日まで頑張ってきたオーナー様と、それに答えてきたオリジナル塗装の温存ですので傷は残れど「艶最強」が今回のゴールです。

 

研磨中。

研磨後

 

パネルは違いますが深すぎる傷は全体的に傷は残りますが・・・。

 

照明が蛍光灯だらけで白い壁なら艶だけ見せられるのですが、当店は塗装本来のコンディションと作業の精度を再重視し、反射しない真っ黒の暗室で作業に特化した検査用照明での作業スタイルです。

結果、もれなくムラも磨き目も曇りもない濡れたような艶となります。

 

自然光・・・艶がわかりますかね(笑)

 

オーナー様が気にされていた、くすんで色がグレーになっていた下回りのパネルも、当時の色が蘇っております。

 

オーナー様、土曜日にはお返しできそうです。

お天気も良さそうなので楽しみにお待ち下さい。

 

 

正しい先車のススメ・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

洗車には絶対のルールがあります。


最大のルールは「強くこすらない」

 

ではどのレベルから強くこすると言えるのか?

 

洗車スポンジの潰れ方で判断します。

 

悪い例


スポンジを強く押し付けているため、砂などの硬い異物によりヤスリがけの状態となり塗装面は傷だらけになります。

 

 

良い例


スポンジの重み以上はかかっていなため理想的な状態。

 

洗車時は予め高い水圧で大きな砂利などを流した上で、「シャンプー液の洗浄効果」「摩擦低減の滑り効果」で傷のリスクのない安全な洗車を行います。

 

そして洗車後の拭き取りの際には、必ず「質の良いマイクロファイバークロス」などの専用品を使います。

タオルはNGです。

 

ここでも強くこするのは駄目です。

クロスに水分を吸わせるイメージで優しく拭き取ります。

 

実は殆どの方が、自分では気づかないだけで、予想以上に擦っています。

 

でも神経質になる必要はありません。

 

コツが掴めると、むしろ今まで以上に簡単で楽に洗車が行なえます。

 

 

それには・・・

※適切な道具

※適切な製品選び

が重要で、具体的な方法を知るだけです。

 

では折を見て具体的な内容をお伝えします。

 

 

オールド・ミニ・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

ネオ・クラッシックカーの部類に入ったローバー・ミニ。

「乗ってみる!」のオーナー様の一声に「是非!」と言って試乗。

 

エンジン、足回りもよく整備できていて、ブレーキもカチッと踏みごたえのある反応に、機械そのものが動いているアナログ感がとても楽しい車体です。

それが故にオーナー様が気にしているのがボディーコンディション。

 

6年前、オーナー様が手にする前も現在も車庫保管なので、サビや塗装割れ等の再塗装を要するレストアは必要ありませんが・・・

 

 

深刻な傷の状態


 

 

お見受けしたところ再塗装なしのオリジナル塗装のまま。

それ故、塗装は弾力がなくなり非常に固くしまっています。

これを通り越すとクラックが発生します。

 

趣味のお車でたまに乗る以外は、車庫保管なので当分そのリスクはないでしょうが、傷の状態は非常に深刻で、クリアー層の深部まで入り込んだ深すぎる傷が多く(ほとんどと言っても良い)弾力が著しく低下し硬化した塗膜の状態、今後のリスク、等を考え作業する事となりました。

 

油分やワックスが取り除かれた素の状態では、ブリティッシュグリーンの渋さも失われ、白濁した状態となります。

 

 

深刻度合いも加味した上で研磨。


ずいぶん差が出ております。

 

しかしこれもまた現実。

これ以上の研磨は塗装を駄目にしますので傷は残ります。

 

研磨は塗装を削ります。

それ故、研磨できる厚みは限られます。

今回のように深い傷だらけでは傷がなくなれば塗装もなくなります。

 

非常に難しいのが傷と研磨のバランスです。

 

深い傷は残しつつ、見た目は深みのあるブリティッシュグリーンに仕上げることが今回の目標です。

 

乗って良し、眺めて良しのミニに仕上げてまいります。

 

 

レザーシートのコーティング・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

さて、今回はレザーシートコーティング。

 

実は、車のレザーシートには夏場の高温から冬の極寒まで耐えられる耐久性の高い塗装が施されています。

 

家庭用のレザーとは大きく異なるため、保湿用のクリームなどを使うと、かえってカビの原因や汚れの吸着を促す結果になるため使用しないのが基本です。

強いてお手入れをするなら、中性洗剤を薄く希釈したもので水拭きするのが無難ですね。

 

しかし、使えば使うほど摩擦や汚れによる劣化が起こるため、より耐久性を向上させるために作られたのがレザーシート専用コーティングです。

 

レザーの質感や見た目を変えることなく、耐摩耗性を向上させ、汚れを弾き染みを防ぐ優れた効果をもたらせます。

 

今回もオーナー様のご要望をしっかりとお伺いし車内の全てのレザー箇所に「レザー専用コーティング」を施し、ドアトリムやダッシュボードなどの車内全箇所の樹脂素材にも「トリムコート」を施工させて頂きました。

 

トリムコート塗り込み中。

 

完成。

 

これらの加工は、時間と共に大きな差が出るので地味だけどスグレモノです。

 

ご興味のある方はご連絡下さい。

 

 

 

 

ダイハツ・トールカスタム完成・ヘッドライトの劣化黄ばみ防止・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

お預かりのトールカスタムも完成です。

 

今回のご依頼は、

※新車グロスアップ研磨下地

※高密度ガラスコーティング

※ヘッドライトプロテクションフィルム

※窓ガラス撥水コーティング

となります。

搬入はダイハツの営業担当さんに直接持ち込んでいただき、オーナー様もお立会くださり、作業の内容をご説明しました。

 

同時に、新車特有の綺麗だけど艶の鈍いモヤモヤ&粒状感のある表面に不満をもたれるオーナー様も多く、実際、ディーラーに「なんとかならないか?」と言われるケースもあるみたいです。

 

このモヤモヤは塗装機能そのものに影響はしませんが、平滑性と表面密度という点では大きなマイナスです。

適切な磨き処理を行うことで、塗装強度と耐久性はそのままに、艶のある滑らかで密度の整った状態になります。

 

この作業の最大のメリットは・・・


①塗装の本来の美しい艶となる

②表面が滑らかに整うことで基本の防汚性が向上する

③コーティングの強靭な密着となる。

この下地を土台にコーティングを行うことでコーティングの艶もプラスされ、みずみずしい仕上りとなり防汚性の高い仕上がりが持続します。

 

その差は、同じお車と並べると一目瞭然ですので満足度はかなりのものです。(笑)

 

作業前

 

作業後

 

今どきコーティングなんてディーラーでもガソリンスタンドでもやってます。


わざわざ専門店にご依頼くださるのだから、さぞマニアックなお客様かといえばそうではなく、同じするなら、ついででしているディーラーではなく、それ一本で生計をなす専門店に依頼したほうが、同じ費用でも遥かにレベルの仕上りとアフターサービスが手に入ります。

 

そこに価値を感じてくださるから我々の責任は重大です。

 

新車以上の新車・・・使い古された言葉ですが重みを感じます!

 

もうじき桜の季節です。

どうぞ楽しんでお乗り下さい。

これから先ののボディーケアもお役に立てるよう頑張りますのでご安心下さい。

ご依頼心より感謝申し上げます。

 

 

 

ダイハツ・トールカスタム・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

昔馴染みのお客様のお依頼で、お預かりはダイハツトールカスタム。

 

お預かり時の印象は綺麗だけど艶がない・・・。

これは珍しいことではありません。

 

もちろん新車としてお乗りいただくには問題ないのですが、本当の新車特有の「みずみずしい艶」ではありません。

新車の塗装に艶がないのはそれなりの理由がありますが長くなるので省略。

 

塗装の艶は研磨で仕上げてまいります。

 

まずは洗浄から・・・。

洗浄工程は段階に別れます。

 

①高圧洗浄であらかじめ余分な汚れを除去

 

②クリアシャンプーで優しく脱脂洗浄

養生ビニールも途中で剥がして・・・

養生シートの貼ってあった面とむき出しだった面の境はばっちり別れます。

奥がシートの貼ってあった塗装面・・・すっきり感が違うでしょ!

新車製造から当店に届くまでの数週間でこれだけ塗装の表面状態に差は出ます。

むき出しの塗装面は既に酸化した油膜や汚れとともに塗装自体の荒れも起こっております。

 

③ケミカル洗浄

洗浄は全て純水を使用します。

 

気温の低いこの時期は温水の高圧洗浄機のミストで温泉街みたいです(笑)

 

でっ、艶のない状態はこんな感じ。

スポット照明の周辺のザラザラした粒状感が塗装の艶引きの原因です。

早い話、すりガラスみたいに表面がザラツイている状態です。

拡大。

 

これを研磨すると・・・ザラつきもなくスッキリと!

 

こんな感じで作業は進んでいます。

 

 

 

 

混ぜるな危険!って言われても・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

先日、妻から素朴な質問が・・・

カビ取り剤などの「混ぜるな危険!」って言われても何と混ぜると危険なのか?

という話ですが、意外と知らないものですね。

 

早い話、「酸性の何か」と混ぜるなということです。

では身近にある酸性のものとは・・・

 

ざっくり果物、お酢、酸性洗剤、アルコール飲料、ジュースなどが酸性です。

 

では混ぜるとどうなるのか?


カビ取り剤は塩素系洗剤というアルカリ性のもので、酸性のものと混ざると「塩素ガス」という過去に毒ガス兵器としても使用された非常に危険な有害ガスを発生させます。

 

実はこの「塩素ガス」でわが町、徳島県の主婦が亡くなりそれ以降も同様な事故が発生したため、1990年以降は「混ぜるな危険」の表記が義務付けられました。

 

「危険を伴う化学反応」が身近に潜むとは誰も思いもよらずです。

 

 

当店も酸性やアルカリ性の洗浄剤を使用するので化学反応などの基礎知識は当然必要ですが、当店には混ぜるな危険という製品はありません。仮に混ざっても、せいぜい中和され効果が衰えるぐらいです。

 

でっ、メンテナンス終了。

もう5年になりますか・・・早いものですがコンディションはとても良く、今回もケミカルを使用した洗浄を中心に、部分磨きとコーティング補充で完了。

トップコートは全体に施しております。

 

では次回までご機嫌なカーライフをお過ごし下さいね!

 

 

 

 

 

ヘッドライトの保護・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

少しずつですが皆様に広まりつつあるヘッドライトフィルム。

 

紫外線による劣化保護として、新車時からの施工をおすすめしております。

特に最近のヘッドライトは複雑な形状で価格も高く、劣化したからと言って気軽に交換もできないし修正するのも非常に手間がかかります。

そのくせ屋外保管では、平均3年以内には何らかの劣化が始まり、5年もすればは100%劣化しています。

 

ある意味絶対劣化すると言っても過言でないのがヘッドライトですので、新車ご購入時より2年以内の施工をおすすめします。

 

ホンダ・CR-V新車。

最近のホンダ車はドイツ車のようにシンプルな面形状なので施工難易度は標準。

 

BMW3シリーズ。

H30年式、車庫保管でコンディションは新車並です。

こちらも施工難易度は標準。

 

ダイハツ・トールカスタム。

納車前の新車。

トヨタ、ダイハツ系は施工者泣かせの凸凹の多い複雑な形状。

施工難易度ハード。

このアングルから見ると何処が複雑なんだと思われますが・・・。

 

ウインカー部のいきなりの突起・・・

この様に施工難易度なる指数があります。

施工難易度の高い車両こそ劣化後のリペアは更に高額になります。

 

そのくせ確実に劣化するのだから困ったものですね・・・。

 

 

春の新車ご成約時に、コーティングと合わせてご用命ください。

 

 

 

洗車難民・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

施工車両のご紹介があまり出来ていません。

オーナーの方々、申し訳ありません。

 

さて、洗車は基本中の基本ですが、環境や状況次第では洗車できないオーナー様も多々おられます。

 

「洗車機があるからいいじゃないか!」と言われますが、個人的に洗車機はおすすめしません。かと言ってタイミングよく洗車できるかなんて曖昧だし・・・。

洗車機でもコーティングは剥がれませんが、キチンとした手洗いと比べると綺麗にならないし傷もふんだんについてしまいます。

 

こだわりのあるコーティングオーナー様はガソリンスタンドの手洗いは・・・って方も多くおられます。

 

なので当店は施工ユーザー様には洗車からの受付をしております。

洗車の待ち時間は二階のリビングでお茶でも飲みながらお待ち頂いております。

 

コーティング専門店では洗車の設定がないお店は意外と多く、一番重要で、一番身近な洗車が一番ん遠い存在となります。

 

 

「洗車難民」


洗車の重要ポイントは

 

①洗車傷をつけないノウハウ

②汚れの特性に合わせた効率の良い手法。

③艶やかで防汚性の高い仕上げ

④コスパが高い

 

以上です。

 

という事で当店ユーザー様の定期洗車。

洗車はもっぱら当店のみ・・・結果・・・傷もなく艷やかで綺麗です。

 

当店の洗車は、温純水高圧洗浄&ケミカル洗浄&トップコート補充が基本で、室内清掃も行います。

施工ユーザー様への大事な責任として行っております。

 

「綺麗な車のある暮らし」を可能な限りご提供致します。

 

 

クリオ1・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

定期メンテナンスでお預かりはルノー・クリオ1。

完了。

平成4年式のモデルですが大切にお乗りです。

流石にこの年式ではエンブレムなどのパーツの風合いはビンテージ感が出ていますが、個人的な考えでは「悪い意味での劣化」と「時の経過による風合いは」似て非なるもの。

その違いの決め手は全体の印象と、細部の綺麗の具合です。

 

メンテナンスは艶と美観を取り戻す大事な作業です。

 

 

特に年代を重ねたお車には欠かせません。

必要以上に部品交換をせず、今ある素材を可能な限り維持するのもコーティングとメンテナンスの役割です。

樹脂パーツはオーバーコートにて程よい黒みで仕上げております。

次回も楽しみにお待ちしております。

春のドライブも楽しんでくださいね!

 

洗車・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

先日、自宅で洗車をしました。

こんな仕事してますけど、ガレージなし、カーポートなしの完全24時間屋外保管です。

 

コーティングこそしておりますが・・・。

 

でっ、肝心な話ですが普段は施工ルームの完全室内洗浄で、温水、純水、高圧洗浄機、エアーブローといった最高の条件で洗車するので勝手は大きく違いますが基本は同じです。

 

ただし洗車の順番や注意点はシビアですけど・・・。

そうなると無駄に時間をかけるのも痛む要素なので、手際よく行いました。

 

ただ・・・いつもと違うのはエアーブロー。

洗車後の水切れが悪い・・・。

 

この様な検証からもお客様向け洗車マニアルも、数パターン用意して、より精度の高いご提案が出来るように努めてまいります。

 

同じ屋外でもそれぞれ環境も車種も感覚も異なるので、プロだからと全て正解とは言い切れません。

 

なるべく多くのパターンを考えないとね!

 

洗車スポンジ再入荷です。

 

これに勝るスポンジには巡り合わないな・・・。

ヴェルファイア完成・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

ここまで来ると自己満足かな?

完成。

 

 

研磨で生み出す艶とキメ!

 

なんて偉そうに研磨、研磨と言っていますが研磨とは「削ること」であり、全体を均一に同じ質感に仕上げますので一見すると分かりませんが、実際は無研磨の色深みと比べると、ワントーン鈍くなります。

 

新車以上の艶とかよく聞きますが、果たしてそうでしょうか?


研磨剤の特性がシビアになればなるほど艶を出す成分は無くなり、誤魔化しも無い純粋な研磨粒子となります。

艶を出す成分は時間と共に失われコーティングの密着の妨げにもなります。

 

 

とても難しいのは研磨で生み出す艶には限界がある点です。研磨の最終段階での粒子の痕跡がその時点での限界点です。

 

 

そこで、その限界を高め、奥深い研磨の限界を超えて仕上げております。

今回のヴェルファイアのオーナー様はその差をとてもよくご存知です。

それだけに喜んで頂ければ幸いです。

 

ベースコート、トップコートと層を重ね艶と防汚性を引き上げております。

 

お客様の完成イメージはどんな感じかな?

せっかくお預かりするのだから、良い意味で想像の上を行かないとね・・・!

 

そして施工以降は「正しい洗車」を基本としたアフターケア。

洗剤からクロスまで市場にない専門品をご用意しております。

 

当店はコーティングが商品ではなく、「持続する綺麗」が当店の商品です。

 

ではお返しまで大切に保管いたしますね!

リアルな仕上りはご自身の目でお確かめ下さい。

 

 

トヨタ・ヴェルファイア・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

オーナー様、おまたせしました。

作業開始で既に研磨まで終了です。

作業の経緯はさておき、満足いただける仕上りに近づいております。

 

さて、研磨とは読んで時のごとく「削る」作業です。

塗装研磨は非常に繊細で、ある一定以上の研磨を行うと見た目の綺麗さとは裏腹に塗装は弱くなります。

そうならないように研磨する必要と共に、研磨後にはそれにちなんだコーティングによる塗膜の強化は必ず必要です。

 

ところが、皮肉なもので研磨の内容次第では、重要なコーティングの密着を妨げます。

 

密着には化学結合と機械的結合があります。

塗装とコーティングの密着にはその両方の結合を行うため、塗装面に余分な何かがあれば、どちらの結合も弱くなります。

 

 

目に見えない密着工程は研磨と同じぐらいノウハウが有り、理論が整っていなければ適切な作業法すら見えてきません。

 

コーティングという目に見えない商品の難しさがそこにあります。

 

見えるものは綺麗かどうか・・・でも本当に綺麗なのはコーティング以前の段階で決まっています。

 

研磨の後は洗浄!

余分なものが混ざっていな洗浄剤と温水、純水、高圧洗浄で最終洗浄を行い作業は折返し地点。

 

洗浄後は密着工程。

久しぶりの左右対比ですが色濃い方が密着状態が整った塗装面です。

 

そして全体の密着作業が終わり検査・・・「順光で見る」・・・一見地味な照明の当て方ですが、非常に重要な確認で、のっぺりと均一な状態が正解です。

 

よく見るこの当て方「反射光」で見えるものとは違う色々なものが見えます。

綺麗とは目で見るものだからよりシビアに取り組んでおります。

 

 

ではオーナー様完成まで楽しみにお待ち下さい。

アウディーTTクーペ・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

アウディーTTクーペ完成です。

個人的には非常に好きな色のデイトナグレー。

よりスポーティーなSラインによく似合っています。

 

アウディーTT、アルピーヌA110、ポルシェ・ケイマン、BMW・Z4、ロータース・エリーゼ、アバルト124スパイダーなどなど、このクラスのスポーツカーは健在です。

国産ではトヨタ86、スバルBRZ、マツダ・ロードスターが頑張ってます。

 

贅沢なジャンルですがそれ以上の価値もあります。

 

濡れ艶のTTで爽快な春のドライブを存分にお楽しみ下さい。

アフターケアのご相談もお電話ください。

 

この度のご依頼心より感謝申し上げます。

板金塗装の不具合・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

3回前のブログで板金塗装修理に関してご紹介しましたが、今回も板金塗装に関してです。

 

綺麗になるはずが・・・思わぬ落とし穴!


まずはこの画像を御覧ください。

 

何らかの模様のような異常な痕ですが、実はこれは板金塗装時に使用した養生ビニールが張り付いて、この様な染みとなったものです。

 

この染みはある条件が揃うと必ず発生します。

防ぐ方法はその条件を作らないことです。

 

養生ビニール(マスカー)は塗装時には必ずと行ってよいほど使用する基本作業です。

塗装面以外に塗装ミストをつけないための作業なので欠かせない作業でもあります。

 

 

ちなみに板金塗装の工程は以下となります。


①周辺部品の取り外し

②作業パネル以外の養生

③傷んだ塗装を削りとり鉄板むき出しの状態にする。

④変形した鉄板の復元

⑤パテによる歪の修正

⑥下地塗装

⑦脱脂

⑧本養生

⑨塗装

⑩乾燥

⑪ゴミ取り磨き仕上げ

⑫組み付け点検

⑬洗車最終確認

⑭納車

と大まかにこれだけの工程を要します。

どれか一つ手を抜いても綺麗に仕上がりません。

 

車にとっては扱い次第では染みや傷を招くリスクだらけの工程となります。

残念ながら染みや傷の気になる基準(程度)は、人により大差がでますので、雑な基準に当たると後悔するしかありません。

 

 

そして今回のようなトラブルに繋がります。


ここまでハッキリと広範囲で染みがあればすぐに気が付きそうですが、多くの人は修理箇所に気が行って他の箇所に問題が発生しているとは思いもしません。

 

しかも今回は時間が立っているため、塗装を削る選択肢しかありません。

健康で削る必要のない塗装を削る羽目となり辛いですね・・・。

 

「木を見て森を見ず・・・」作業者が忘れてはらないことわざです。

塗装のトラブルもご相談ください。

 

 

 

BMW3シリーズ・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

こんな心に染み入るお話がありました・・・。


 

半世紀以上も連れ添った妻に先立たれた、横浜市の知人男性からこんな話を聞いた。男性は葬儀を終えた後、故郷である佐賀県唐津市の寺に納骨するため、羽田空港から空路、九州へと向かった。

遺骨を機内に持ち込めることは知っていた。でも入れたバッグがかなり大きく、念のため搭乗手続きの際に中身を伝えた。機内に乗り込み、上の棚にバッグを入れて席に着くと、客室乗務員がやって来てこう言った。「隣の席を空けております。お連れ様はどちらですか?」

搭乗手続きで言ったことが機内に伝わっていたのだ。男性が「ああ、上の棚です」と説明すると、乗務員はバッグごと下ろしてシートベルトを締めてくれた。飛行中には「お連れ様の分です」と飲み物も出してくれたという。

「最後に2人でいい“旅行”ができた」と男性。その表情を見ていたら、こちらも温かい気持ちになった。 (鎌田浩二)

この記事は2017年07月13日付で、内容は当時のものです。

 


人の真心そのものが共有された瞬間です。

素晴らしい出来事です。

 

 

今日いらしてくださったお客様も心の温かい方で、お車もとても大切に楽しんでおられます。

車という存在は、人により価値観が違うのではなく、同じ価値観を共有することでしか見えないものが多くあります。

一生が学びの場なのでしょうね・・・。

 

とても綺麗で色気のあるお車です。洗車コースでご来店くださりました。

次週、ご案内できていなかったヘッドライトプロテクションフィルムでお預かり致します。

大切にお預かり致しますのでご安心ください。

 

 

板金塗装・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

本日は朝から保険担当者との連絡事項等、段取りで1日がスタートです。

 

特に事故関係では、同じ保険会社で数件の案件が重なケースもよくある話で、古株の担当さんとはかれこれ20年近くのお付き合い。

 

保険案件は初動と見積もり、作業方針、一番肝心なのがお客様と愛車のケア・・・

 

 

特に板金塗装で重要なのが、作業等の取扱の問題。

 

例えば、修理中は鉄板を削ったりパテを研いだり、と車にとってはよろしくない環境です。いかに作業パネル以外を傷めないように丁寧な作業が行えるかは重要です。

 

よくある話で、修理や板金塗装から帰ってきたら傷がついたりザラザラしていたりと不具合の報告も耳にします。

 

 

こればかりは、扱いに慣れているとか経験が長いとかではなく、何処の基準で車に対して考えているかで大きな差が出ます。

その基準を当店のお客様はご存知なので、全て当店にお任せ頂いております。

 

細かいことですが非常に重要ですね。

 

こちらは塗装ミスト被害のリセット。

ばっちりです(笑)

 

コーティング車両の修理のご相談も承ります。

お気軽にどうぞ・・・って言っても初めて連絡するのは気楽じゃないですね。

その際はこちらからご相談内容を詳しくお伺いしますのでご安心ください。

 

 

 

 

アウディーA5・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

アウディーA5コーティング完了。

 

 

塗装状態はややボソボソ感があり研磨でキメを整え艶も防汚性もアップ!

コーティング前の下地段階で防汚性が向上します。

 

コーティングの役割は、艶の持続(塗装の酸化による劣化防止)、密度向上(汚れの浸透を防ぐ)、防汚性の向上(汚れの落ちやすい状態)に仕上げることであり、塗装面の傷を無くすのも、艶を生み出すのも、滑らかに整えるのも全て研磨によるものです。

 

内容自体は磨いて塗って出来上がりと簡単なのですけどね。(笑)

 

とは言いつつもキレイに仕上がりました。

洗車はとても楽に行なえます。

洗車の基本は「ゴシゴシこすらない」です。

 

まずは楽しんでお乗りいただいて、洗車で困れば当店にお任せください。

この度のご依頼、心より感謝申し上げます。

 

メガーヌ・RS・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

以前の3ドアハッチバックより奥様の承諾が取りやすくなったメガーヌRS。

 

5ドアハッチバックなのでユーリティー性は向上しましたね。

艶もひときわ良い感じで完成です。

 

 

色々なお車を拝見しているとそれぞれのメーカーの特徴や個性も見えてくるので面白いですね。

さて、コーティングの醍醐味はメンテナンス時に発揮されます。

 

さらりと洗えてスッキリ艶々が魅力的です。

きちんとしたコーティングのご経験がある方は、次回も必ずコーティングは必要とおっしゃって、お乗り換えの際などはご依頼くださいます。

有り難いことです!

 

綺麗な愛車は乗ってなんぼ!

「さあ出かけよう!」

春の訪れはドライブも旅行もワクワクしますね。

是非楽しんでください。

2月下旬より花粉警報も発令ですので、そこは「雨降前の洗車」を心がけてお時間無ければ当店で洗車しますのでご予約ください。

 

この度のご依頼心より感謝申し上げます。

アルピーヌ・A110・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン

絶妙なさじ加減でドライブフィールを官能的に直感的に楽しめるスポーツカー。

 

アルピーヌA110。

いろいろな意味でのさじ加減はデザイン、走り、コスト共に好(高)バランスです。

 

ケミカル洗浄、研磨と続き下地作業の第一ステージ終了。

研磨は1工程。

2工程目はこれまたさじ加減ですが、ある無しではこの後の仕上りに差が出ます。

研磨という意味での2工程目では無いので説明が難しい所です。(笑)

答えは水が教えてくれます。

 

画像はありませんが、研磨後の最終洗浄では適正な仕上げを行った塗装面は、水が1枚の膜となり水滴も残さずきれいに流れ落ちます。

防汚性の高さに繋がる大事な質感です。

当然水は純水です。

 

これを水道水で行うと拭き取りの際に水分中のミネラル分の残留がわかります。染みにも形にもなりませんが存在は事実です。

水も重要です。

 

最終洗浄後はエアーブローで隅々まで乾燥させ、専用の密着結合剤を施し、これでコーティング前工程(下地作業)終了となります。

この後から硬化型被膜を施工します。

明日は完成です。