さて、初期ロッドが残り3本で完売するユーザー専用トップコート「グロスレイヤーコート」の経過報告です。
今回はシビアなコンディションチェックという事で店の照明下での洗車。
施工から1月半経過での現状ですが、先日のパラパラの雨で微妙に汚れました・・・


ルーフは何やら粒状感満載ですね・・・ざらついてます。

しかしいざ洗い始めると水圧をかけて一通り予洗いすればほぼ大半の汚れが取れますが、貼り付き性の高い汚れはシャンプー洗車でスポンジの自重で塗装面を滑らす程度の洗い方で十分綺麗になります。
ナノダイヤモンドコート同様、派手な撥水はありませんが、本来求める要素「防汚性」「施工性」「仕上がり性」「耐候性」のいずれも高得点で屋外で洗車のタイミングで使用できる製品としては十分満足できる結果です。




何がどれだけずば抜けていると言う物ではありません。
地味ながらも本来必要な要素を確実に持ち合わせていますので、リアルな日常での「実質本位」・・・とても良く出来たコート剤です。


油分や酸化物や溶剤等一切入って無い水性コート剤で施工性は非常に素直です。
密度の整ったコーティング面には非常に素直に簡単に施工できます。
薄付の皮膜なのでゴムモールなどもご覧のように自然な黒味でスッキリします。
レザーワックス等のようにいつまでも乾かないベタつく油膜ではなく、貼り付いて乾燥した皮膜なので雨で流れ出て油膜や水垢の原因になる悪さもしません。


なのでガラス面との相性も最高です。
窓ガラスなども空拭き無しで一発でスッキリします。皮膜化しやすい(レベリングしやすい)ので簡単に綺麗に仕上がります。


メッキ部も乾拭き仕上げ無しでこんな仕上り。

艶も嬉しくなるような濡れ艶感が出ます。


ワイパーアームにも塗って下されば錆びることなく耐候性が増します。


という事でナノダイヤモンドコートの特徴と比較しましょう・・・
|
ナノダイヤモンドコート |
グロスレイヤーコート |
防汚性 |
★★★★ |
★★★★★ |
施工性 |
★★★★★ |
★★★★ ※1 |
艶 |
★★★★ |
★★★★★ |
施工時クリーニング機能 |
★★★★★ ※2 |
★★ ※2 |
耐候性 |
★★★ |
★★★★★ |
※1・・・グロスレイヤーコートはフィルム状被膜を形成するので、202ブラックや自己復元塗装などの液剤の吸い込みの多い塗装質で表面密度が低下ている場合は、ムラになる恐れがあるので、その場合はやや多めの量を使い、しっかりと馴染ませて余剰分を空拭きする必要があります。
※2・・・ナノダイヤモンドコートはナノ化したファインセラミックパウダーを配合し極低分子の液性との相乗効果で塗装内部まで入り込み汚れを掻き出しながら防汚成分が定着する機能と比べ、グロスレイヤーコートにはその機能はあえて持たせていません。その代わりフィルム状被膜化するので防汚性が高まります。
という事でグロスレイヤーコートは季節の変わり目にナノダイヤモンドコートを土台に重ねるとより良い効果を発揮します。
春先・・・
花粉到来前に施工
梅雨前・・・
梅雨入り前に施工
夏・・・
特に必要ない(グロスレイヤーコートは高温下ではナノダイヤモンドコートよりもムラになりやすい・・・かな??)
秋・・・
台風前に施工
冬・・・
洗車2回に一回はナノダイヤモンドコートとグロスレイヤーコートを交互に施工
とこんな感じで普段はクリーニング効果のあるナノダイヤモンドコートがメインかな。
グロスレイヤーコートの上にナノダイヤモンドコートを施工してもグロスレイヤーコートは剥がれません。
除去は「スケールリムーバー」で完全除去できます。
派手さはありませんが本当に必要なより良い物をご提供します。
皆様のお役に立てれば幸いです。
